検索窓
今日:8 hit、昨日:0 hit、合計:4,308 hit

21 Jr. side ページ22

MK「ジニョン!大丈夫!?」


僕は現実に引き戻されてソファーベッドから勢い良く身体を起こした。


目の前には僕を心配そうに見つめるマークヒョン。


MK「魘されてたよ。汗も凄く掻いてる…
  悪い夢でも見た?」


『うん…』


僕の隣に腰掛けたマークヒョンの手を握って寄りかかると、背中をさすってくれた。

『……ジャクソンと何日か前に話をしたんだ。その時にジャクソンが僕に永遠なんてないって言ったんだ。僕達はまるでずっと一緒にいられないみたいに……』


MK「それで不安になったの?僕達といれなくなる夢でも見た?」


夢の一部始終をマークヒョンに話し
伏せていた目をマークヒョンに向けると、更に強く手を握りしめた。

しっかりと握り返してくれるマークヒョンの手は温かい。


『目が覚めて朝が来る度、僕は今の生活が夢なんじゃないかって思うんだ。
眩しい陽射しが全部、僕の為にあると思える程に温かくて、僕の1日は間違いなくマークヒョンや皆によって始まるんだよ。分かる?僕はもう、皆と一緒じゃないと生きていけない』

MK「ジニョン……」

『もし、これが夢なら醒めたくないよ、永遠に…』


マークヒョンはそんな僕の頭をポンポンと撫でると、ポケットから2つの種を取り出した。




MK「例えばこの2つの種のうち1つが希望の種だとする。もう1つは絶望の種。どちらが成長して花を咲かせると思う?」



答えが全く分からず首を傾げると、マークヒョンの綺麗で温かい手が僕の頬に触れた。



MK「ジニョン、君が水をあげた方だよ」



意味分かるよね?と僕を伺うマークヒョン。


『全ては僕次第……』


MK「そうだよ。僕達が永遠に一緒にいたいと心から願い、その努力をする限り僕達は離れる事はないよ」



マークヒョンはにっこりと微笑むとソファベッドから立ち上がった。


MK「明日も仕事あるから、そろそろ寝ようか」


『うん……。僕もマークヒョンのベッドで一緒に寝ていい?』


MK「いいよ」



マークヒョンのベッドの中に入り込むと
すぐに睡魔に襲われた。

22 Jr. side→←20 Jr.side



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (5 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
7人がお気に入り
設定タグ:GOT7 , Jr. , ジュニア
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Seira | 作成日時:2016年3月24日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。