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2 Jr.side ページ3
家に帰ると自分の部屋のベッドに
倒れこむようにダイブした。
真っ白な一点の汚れもない天井を見つめる。
両親は1年の中で数時間しか
この家には留まらない。
父がどんな人でどんな仕事をしているか
高校生になった今でもよく知らないが
クラスメイトが言っていた通り
母が娼婦なのは知っていた。
幼い頃から何度か運悪く
その光景を目の当たりにしていたから。
両親の事はそれしか知らない。
数年前に見た両親の顔は
ぼんやりとしか思い出せないが
両親の顔を忘れようが忘れまいが
そんなに大差はないかもしれない。
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作者名:Seira | 作成日時:2016年3月24日 19時