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1 Jr.side ページ2
「ジニョンの母親、娼婦らしいよ」
「私の親も言ってた!
あんな子と一緒にいちゃダメよって」
「あいつも、綺麗な顔を売りにして
母親と同じことしてたりしてな」
「ヤダー!考えたくもないわ!」
教室の真ん中でデタラメばかりを並べ
周囲に、そして教室の端の席に座る僕にも
聞こえるように大きな声で話すクラスメイト
ばかばかしい。
周囲の目はいつだって冷ややかで
後ろ指を差される事が“当たり前”だった。
でも、そんな彼等に悔しいとも憎いとも
感じた事はない。
彼等が言っていることは全てではないが
あながち間違ってはないのだから。
そう、これが僕の“当たり前”で
そこから幸せを求めようなんて
考えた事もなかった。
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作者名:Seira | 作成日時:2016年3月24日 19時