狂愛 (ページ9)

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北斗side

きょも「北斗！！！」

驚いた。京本はみんなと今頃は昼食を食べているとおもってた。

きょも「危ないからこっちに来いよ、早まんな、」

早まる？あ、もしかして俺が死ぬとか考えているとでも思ったのか？

北斗「わかったよ、」

バシッ

痛いなっ、なんだよいきなり、

きょも「なんでいつもひとりで抱え込むんだよ！そんなに俺らが頼りないか？信用出来ないか？確かに俺は馬が合わなくて相談とかしずらいかもしれないけどほかのメンバーにはもっと頼れよ、！1人で勝手に行動するなよ！」

は？何いきなり説教？しかも涙目じゃん。

やっぱり勘違いしてるな、俺が死のうとしているって

北斗「俺は気分が悪くて外の空気を吸いたかったから屋上に来ただけ、」

きょも「え、、、」

北斗「俺が死のうとしているって思ったでしょ」

きょも「違うの、、？」

北斗「違ぇよ、ばか、」

きょも「えええええ！！ごめん！てっきりそうだと、、めっちゃお節介な事したじゃん俺、」

北斗「まさかビンタまでされるとはねぇ、」

きょも「誠に申し訳ございませんでした！！！」

北斗「別にいいよ、勘違いさせた俺も悪かったから。」

それに、そんなに謝られたら怒るに怒れないし、

きょも「でもさ、何かに悩んでいるのは本当でしょ？」

北斗「さぁな、何でもねぇよ、」

きょも「壊れる前に誰かに頼れよ。」

北斗「分かってる。もう行こ。そろそろ戻らないと彼奴ら怪しむんじゃない？」

きょも「あ！ほんとだ！俺トイレって嘘ついたんだよね。」

北斗「トイレにしては随分と長いな、笑」

きょも「あ、笑った。」

北斗「え、？」

きょも「あ、いや、あの、、楽屋出ていく時の北斗の顔がなんか、こう、悲しい顔だったからさ」

北斗「あー、気分が悪かったからだよ、」

きょも「そーなんだ、外の空気を吸って良くなりましたか？」

北斗「気分は良くなったけど、誰かさんのせいで頬はジンジンするけどね。」

きょも「だからごめんって、」

北斗「冗談だよ、ほら早く行くよ。」

何故だろう。胸が苦しくなる。

京本の言った言葉が頭からこびりついて離れない。

死ぬ、か

柵を越えたとき、もし自分がこのまま落ちて死んだらどれほど楽になるだろかと、

でも、俺は臆病だから。

そんなことは出来なかったんだ。

なぁ、京本、お前の言葉少しだけ信じてもいいのか、