狂愛 (ページ20)

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樹side

最近北斗がおかしい。

北斗はいつも集合時間の20分前には必ず楽屋に来ていたのに、ココ最近は遅刻寸前で来る。

それに、時々腰を摩る。

何より、笑わない。

違和感を感じたのは１ヶ月前からだ。

でも、その違和感は確信に変わった。

昨日、俺は久しぶりに風磨とご飯に行ってた。

樹「おつかれー」
風磨「おつかれ～」
樹「とりあえずビール？」
風磨「おう！」

久しぶりの風磨との飯で会話も盛り上がっていた時に奥の客から変なことを聞いた。

「いやーー、昨日は最高だったよ。」

「女ができたか？笑笑」

「んなわけねぇだろ笑でも、抱いたよ、、」

「は！？付き合う前にヤッタのか？」

「いや、女じゃなくて男を抱いたんだよ。」

「えええ、そんな趣味あったのかよ笑でも、お前がそんなに機嫌が良いってことは相当な奴だろ？」

「いやぁー、綺麗な顔して沢山求めて来たんだぜ？」

「お前なぁ、ってか、どうやって誘ったんだよ。」

「噂のあのBARに行ってみたんだよ。そしたら、」

「え、まじで！？ほんとにいたんだ。黒猫。」

「あっちから声かけてきたしな。」

「へぇ、、まじかよ。黒猫って本名何なんだろう。」

「さぁな。誰も知らないんだろ？でもさ、何となく最近テレビでよく見る、、奴に似てるんだよな。」

「え、ジャニーズとか？」

「そそ！！たしか、、、」

「松村北斗だったかな、、、、、」

樹side

え、、、、、、北斗？

風磨「樹？おーーい」
樹「ごめん、、」
風磨「気にすんなって、あんな話。たまたま北斗に似てるってだけだろ？」
樹「そーだよなっ、、」

いや、でも、、、、、奥の客の話が本当だったら、、

なんで北斗は体を売ってまで快楽を得ようとしてるんだ？

いやいやいや気のせいだよな。

、、、、、