私の音2

これからのこと45 ページ7

ハンビンオッパの説明や流れはめっちゃ分かりやすくて早くもチーム内での絆を感じる事が出来て前回の事があった私にとっては凄く心が休まるのを感じた。


『休憩しながら整理して』


　ハンビンオッパはそう言って離席した。


　私は歌詞を見ながらウンギさんに発音の確認をして貰い何度も繰り返した。


『お！今のすごくいい！』
「あ！チンチャ？！やったー！！」

　そう言って両手を上げた時にちょうどハンビンオッパが帰ってきたので手を振ったがオッパの顔が少し強ばってる気がする。


　視線の先にはマシューオッパ。


　振りを見てるとディテールをしっかり付けながら振りを進めてるみたい。



　多分だけど、オッパはディテールよりも全体の雰囲気を掴む方が重要って考えてるみたいでどっちの意見もわかる私は今回も前回のようにチームが纏まらないんじゃ…と脳裏によぎった。



　だがそんな心配は必要なかった、オッパは完璧なリーダーシップを発揮して上手くチームをまとめあげた。



　――――――――――――――
　▼インタビュー
《ハンビンさんとマシューさんが少し歩幅があっていないようでしたがどうでしたか？》



「あー、確かに初めの練習で方向性の違いが出てたように感じますが、ハンビンオッパもマシューオッパもお互いを尊重して上手くチームがまとまりました！



　ハンビンオッパのリーダーシップは凄いです…私も見習います(胸に手を当てる)」



　――――――――――――――――――――――

　楽しい楽しい、練習の日々は過ぎ去り、あっという間に第2回の生存者発表会の前夜になった。



　相変わらず私の心臓は変な音を立てているが今回は少し期待している自分がいる。


　どうなる事かと思ったFeel Specialだったが結果だけ見たら大成功だ。



　その夜1人ずつ練習生が部屋に呼ばれ本音をボードに書いていくという物だった。



　私は黒いペンを握りしめて。


《口から出る言葉で人は傷つく事も幸せになる事も出来る。

　皆さんの沢山の言葉を見つけました。

私は今とても幸せで、この夢のような瞬きを永遠に楽しみたいと思っています。

　新しい世界へ一緒に🤞》

　と綴った。
　――――――――――――――――
　

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