私の音2

これからのこと80 ページ47

そして、JellyPOPの正式なキリングパートが発表される。


《キリングパートは













　Aさんです》


「きゃーーー！！！」

　自分の名前が呼ばれた瞬間に嬉しすぎて悲鳴をあげて練習室を走り回る。
　

「キリングパートはぁぁぁ！！！
　
　おれだ！おれだ！おれだ！おれだぁぁああぁぁぁぁ！！！！」

　
　その後チームメンバーとカメラにありがとうございます！と伝え再び練習へと戻る。


　改めて自分が正式なキリングパートに選ばれた事で更に曲へと入り込めるようになり動画を確認する度にクオリティが上がっていくのが分かり、チームの雰囲気もどんどん良くなって行った。

――――――――――――
-ファイナルステージ前夜
　
　生存者全員で布団を敷いた部屋で一緒に寝ることになった為私はお気に入りのぬいぐるみと茎わかめを持ってメテュオッパとハンビンオッパの間に横になる。


　そして語らいの時と言う雰囲気になり、ジョンウさんがお互いの第一印象について話そうと言う。

　皆の第一印象を聞いてるのはすごく楽しくて笑っていると唐突に私に振られた。

「お？私ですか？！

　私はゴヌク…」

　と言ってゴヌクを見るとニヤニヤしている。

「ゴヌクは最初に話した時に
オレ、ヌナには負けませんからってこんな！眉間にシワを寄せて牙向いてきたんですよ！！」

『笑笑笑笑』

今はどうなの？と聞いてくるジョンウさん。

「今はもう、しっぽ振りながらヌナ〜♡のチワワになってます。
　
　でも本当に初対面は怖かったです！」
　

『僕の第一印象は？？』

　
「ハンビンオッパの？！」
　

　ゴヌクの第一印象を話終わると自分は？と聞いてくるハンビンオッパ。

　
「オッパは〜…ここに来て最初に会った練習生で、本当にイケメンで！

　
　あ〜、こういう人をアイドルって言うんだなぁ〜って思って、なんて言うか違う世界の人？みたいな…
　

　だからここまで仲良くなれると思ってなかったです！」


『俺はAの初対面のエピソードあるよ』

　そう言って手を挙げるのはジウンオッパ。


　ふと自分の記憶を遡る…


「アンデ！！！！！ジウンオッパ！！！あんで！！！！！」

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