私の音2

これからのこと68 ページ34

順番はハンビンオッパ▶︎ユジナ▶︎私▶︎ジウンオッパ▶︎メテュオッパの順番に決まりました。

　このヘッドホン凄いんですよ？
　本当に遮音性が高い。

そんな事より私が一番心配しているのは韓国語が十分では無いのに、このゲームに置いて1番大事と言っても過言では無い真ん中のポディションに居ることに震えが止まらない。

　トントンと肩を叩かれ後ろを振り向く。

『ハラボジ』

「？？？？」

ユジナの口の動きが早くて余計に分からない。

『ハ ラ ボ ジ』

「アラボジ？(調べろ？)」

ユジナの表情を見て伺う

「アラボジッタゴ？(調べろって事？)」

『ハラボジ』

「アラモンジ？」

　イマイチあっているのか分からないままユジナが行け行けとやるので、ジウンオッパの肩をトントンと叩いて対面する。


　わぁ、なんて綺麗なお顔なの？


「アルア！モンジ？(ホコリ？)」

『？？？？』

　そうよね、私でもなんて言ってるのか分からないもん。

「ア！」

『ア』

「ルア！」

『ルア』

「もんじ！！」

『モンジ？アルアモンジ？？？』


　お！！これは来た！と思って私は全力で頷いてOKサインを出す。


　やり切りましたなぁ〜！


　そして最後のメテュオッパへとバトンが渡される。

　かなりやり取りが長くがなんとメテュオッパが正解を当ててくれたみたいでジウンオッパを初めとする他の練習生も驚きを隠せていなかった。


　ヘッドホンを外しハンビンオッパに正解を聞きに行くとなんと答えはハラボジ(おじさん)だったらしい。

　
「おぁ〜！ユジナが〜！いいって言うから〜！！」
　
ポカポカとユジナの肩を叩くと横にいたハンビンオッパに何て答えたの？と聞かれた。

「アラモンジ…」

『ホコリについてずっと聞いてたの笑笑笑笑』

　あまりにも戦犯過ぎて穴があったら入りたいがメテュオッパのお陰で無事にお菓子を手に入れる事が出来たので結果オーライ。


　ありがとうメテュオッパ。
　持つべきものはメテュオッパ。

　おぉ、我らがメテュオッパ。


　是非口に出して見たい単語ナンバーワンメテュオッパ。

　――――――――――
　

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