私の音2

これからのこと50 ページ13

さぁ、始まりました、say my nameチームの練習開始1日目。


　まぁ、まずはパート分けの話し合いから始まります。

　少し重い空気もハンビンオッパが上手く進行をして行く。

　
『キリングパートはユジンのままでどうかな？』

　特に異論はなかったので無事にキリングパートが決まった。


『実はキリングパートをやるのは初めてなので嬉しいです』


　は？可愛い(CV白井悠介)

　


　が、問題はここからだった。


　元々2チームに別れていた時私とハンビンオッパがそれぞれメインボーカルだったのだ。


　だが、今のチームは元メインボーカルが2人いる状態。


だけど私の中での答えは決まっていた。




「オッパ、私はオッパがメインボーカルをやった方がいいと思います。」





　そう口を開いた。



say my nameはメインボーカルがメインダンサーの様な立場で雰囲気を作り出す大切なポディションだ。


　正直歌には自信があるけどどちらかと言うと今回のメインボーカルはダンスも強くなければチームとして勝てない。


　だからこそ私はオッパをメインボーカルに推薦した。


　だって、オッパはダンスがすっっっっっごく上手いから！





「この曲はメインボーカルがダンスもバチバチに引っ張っていく印象があるので私よりダンスが上手いオッパがやった方が…あぁ…

良い？チームのパフォーマンスになると思います」

　

　日に日に下手くそになっていく韓国語をしっかりと聞き取ってくれたメンバーが頷き無事にメインボーカルも決まった。




　本当の問題はここからだった。




　空いているパートは私の声では上手く出せないキーだった。


　低すぎる。



　楽譜を見ながら何度か歌ってみるがやはり上手く歌えない。



　周りのメンバーを見ても微妙な顔をしており。



　思わずため息がこぼれた。



「あぁ…私にはこのパートのキーが少し低くて…」


『うん、なんかAの良さが出てない気がするね…』


ジウンオッパもハンビンオッパもユジンさんも頷いている。



「マシューオッパ…Can I also try the main vocal one?(私もメインボーカル1に挑戦してみてもいいですか？)」

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