23cm ページ23
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〜相澤side〜
仮免講習の引率が終わり、門限時間を過ぎた寮内は少し賑やかだった。
宇宿に昨晩の礼を言おうと思い探すが見当たらない。
｢Aちゃんなら勉強するからって部屋に戻ったわ。｣
と、蛙吹からの情報で宇宿の部屋に向かう。
〜Aside〜
わからないことがあるから部屋に行きたい、という轟くんを部屋に招いた。
私の部屋に招いたことがないから緊張してどもる私といつも通りの轟くんが部屋にいた。
でもよかった。
正直このままの気持ちだと落ち着いて寝れなかっただろうし、轟くんと話して気を紛らわそう。
｢で、わからない所って？｣
どの教科かも知らないからとりあえず用意できる教科書を机の隅に重ねていた。
｢まずどの教科なの？｣
轟くんに背を向けて1番上にある英語の教科書を手に取る。
｢どうすればいいかわからねぇよ｣
小さすぎて掠れた声が聞こえると背中に感じる体温。
突然抱きしめられて驚いた私の心臓はバクバクと音を立てている。
｢とど、ろきくん？｣
｢A、わるぃ。｣
｢え？｣
ぼふっと布団の聞き慣れた音がして目の前には眉をひそめた轟くんがいた。
両手は轟くんの両手と繋がれており身動きが取れない。
これはもしかして……、いやもしかしなくてベッドに押し倒されている状態だ。
｢轟く！んっ！｣
昨夜よりも激しい息苦しさを感じる程のキス。
私の下顎に添えた手を下に引かれ私の口が簡単に開けられた。
と思った瞬間に轟くんの舌が私の口内に入り深く絡み合っていく。
(息が……！)
初めての快感と息苦しさでいつの間にか終わったキスの後も力が入らず動けない。
｢かわいい…。｣
轟くんは紅潮した顔で少し汗ばんでいて、顔にはりつく髪をかきあげる姿が同い年に思えないほど色っぽい。
もう一度キスが始まり、私は轟くんの肩に手を回し抱きつく。
｢もう止められねぇから。｣
｢え？ あっ、｣
轟くんのごつごつとした大きな手が直接私のお腹に触れた。
その手が肌を滑る度にぞくぞくとしたしびれのような感覚が体に走る。
徐々に上に行き、下着に手をかけた時だった。
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
誰かが来たみたいだ。
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あいかわ(プロフ) - りぃ楼さん» ありがとうございます！！なんとか最後まで書けてよかったです！笑 (2020年5月22日 1時) (
レス) id: 9f89ec83c6 (このIDを非表示/違反報告)
りぃ楼(プロフ) - 完結おめでとうございます。最初から最後までドキドキでした…！久しぶりにこんなにドキドキする作品に出会えました。ありがとうございます。お疲れ様でした…！ (2020年5月21日 17時) (レス) id: 9478333b23 (このIDを非表示/違反報告)
あいかわ(プロフ) - ユイさん» ありがとうございます！終わらせ方が分からなくて中途半端に終わってしまって申し訳ないです…。読んでくださってありがとうございます！！ (2020年5月20日 3時) (レス) id: 9f89ec83c6 (このIDを非表示/違反報告)
ユイ(プロフ) - すごく面白かったです！！モヤっとしたところやドキドキするようなシーンもあって読んでて楽しかったです！ (2020年5月20日 3時) (レス) id: c37e0e7b77 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - え、これからどうなるんですか……更新待ってます。 (2020年3月15日 2時) (レス) id: 2b9098a683 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいかわ | 作成日時：2019年9月5日 23時
