強火京本担の女。

27話 ページ30

桜「Aさん！大丈夫ですか？」




急いで来たのか髪もすこし乱れているし靴をしっかり履けてないまま走ってきた桜子にすこし笑みが溢れる





『ふふ。大丈夫なんだけど、こちらの方々がすこし勘違いしちゃってるみたいで』





桜「なるほど…そう言うことですか。
偶然だと思いますよ。
この辺で個室の居酒屋なんて件数も多くないので被っても仕方がないと思いますが？」





ここまで喧嘩腰の桜子は珍しい。





深「まぁそれもそうでしょ。ごめんね。俺たちもデビュー決まって気を張りすぎてるのかもね」





すこし笑って大人なフォローをしてくれるふっかさんがリアコすぎてちょっと胸が痛くなる





『いえ、誤解が解けたならよかったです。
私たちだってただのファンですから』





とか大人なこと言ってみるけど心の中は超荒れてる




あっぶなーまじでこれでジャニーズに出資してる会社の社長、副社長、秘書が所属アイドルと問題！



とかなったらまじで困るし…




なにより担当とここで出会わなくて良かった…






『ここで会った事は他言しませんので安心してください。これからも良い関係でいたいので。』




すこし困ったように微笑むとひーくんやふっかさんはもちろんです。とうなずいた。






しょっぴはまだ納得してなかったみたいだけど…






私はまた微笑んで後ろの2人に声をかけた





『さっ！飲みなおそ〜！！明日休みでしょ？』






桜「さっきも言いましたけど！明日会議ですよー？」





『じゃあ午後にずらして！社長は忙しいので〜』





なんていつものように戯けて笑って見せた

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