8話 ページ11
こんなやつとはさっさと別れてさっさと観察しよう。
それでは、と言いかけた時、先生からお声が掛かった。
掛かった……はぁ?
「お、そうだ。お前これから教室に戻るんだろ?
だったらこの荷物、
資料室に
持ってってくれ。」
ドサッ
なぁにをやってるんだ私はぁぁぁあああ!!!!!
これじゃ観察記録が台無しになるじゃあないか!!
あぁぁああもう!!!
悶えながら辺りをぐるりと見渡した。
その小さな部屋に酷く狭い窓がある事に気づいた。
へぇ…こんな所に窓が。
なんとなく気になって、外を覗いてみた。
あ、居た。
その窓は、丁度中庭を見渡せる様な所に設置されていた。
2人仲良くベンチに腰を下ろして話していた。
少しだけここから観察しようかと試みた。
が、表情とかその他もろもろ、丁度木に隠れて見えない!!
あああ私も中庭行こっ
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作者名:のりたま | 作成日時:2017年2月2日 19時