基礎の時間 ページ7
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その後は杉野くんの野球暗殺を手伝って、杉野くんと仲良くなったり、烏間さんが烏間先生になって陽菜乃ちゃんと喜んだりしてクラスに馴染めてきた。
そして今は体育の時間。
対先生物質のナイフを持ち、烏間先生から指導を受けている。
『む、難しい…』
菅谷「でもAさんバランス崩してなくて上手じゃない？」
『そうかなぁ』
菅谷くんにそう言われるとそうかもしれない。
もっと自信つけよう！
殺「ひどいですよ烏間さ、烏間先生。わたしの体育は評判がよかったのに」
また殺せんせーがなにか言ってる。
なんか超生物って感じしないなぁ。
菅谷「嘘つけよ殺せんせー、身体能力が違いすぎんだよ。この前もさぁ…」
『ああ、反復横跳びのやつね…分身なんてできるわけないって！殺せんせーは異次元すぎるんだよ』
そう言うと、シクシクと泣きながら砂場で遊び始めた殺せんせー。
あれ、言いすぎた？
前原「でも烏間先生こんな訓練意味あんすか？しかも当のターゲットがいる前でさ」
女たらし前原がナイフを持ちながらやってきた。
烏間「勉強も暗殺も同じことだ。基礎は身につける程役立つ」
『…どういうこと？』
烏間「例えば…そうだな、磯貝くん前原くん。そのナイフを俺に当ててみろ」
2人がかりであてる？
前原も同じことを思っていたようで、烏間先生に尋ねる。
でも烏間先生は謎の余裕で、かすりでもすれば今日の授業は終わりでいいと言う。
前原と磯貝くんは、ナイフを烏間先生に突き出す。
…でも、烏間先生は余裕に避けている。
しかも、喋りながらだ。
す、すごいっ…！
わたしも烏間先生みたいになりたいかも。
烏間先生みたいじゃなくても、少しくらいは近付けるかもしれない。
わたしは小1から小6までの6年間、空手を習っていた。
一応結構上の段までいけた記憶がある。
その才能、やっと役立つ時が来たかも…？
そして結局、前原くんと磯貝くんは烏間先生にかすりもしなかった。
烏間先生に当たらなければ、殺せんせーにも当たらない。
烏間「ナイフや狙撃、暗殺に必要な基礎の数々、体育の時間で俺から教えさせてもらう！」
烏間先生のカッコイイ言葉で授業は終わった。
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作者名：スアノ | 作成日時：2018年12月30日 19時
