恋と勉強と暗殺と１【赤羽業】 (ページ46)

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好奇心の時間ページ46

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『あ～お風呂気持ちよかったぁ！』

倉橋「Aちゃんさ、カルマくんとはどうなったの！？」

『ぅえ！？』

片岡「あ、やっぱりこの前殺せんせーが暴露してた想い人ってカルマくんのことだったんだ」

『もうなんで次々とバレるのおぉぉ…』

涙がでてくるぜ…

『わたし、そんな分かりやすいかな』

倉橋「分かりやすいっていうかーいつもカルマくんと絡んでるしね！」

片岡「あとカルマくんと話してる時のAの表情が幸せそう」

いつも赤羽くんと絡んでる！？

ま、まぁ分からなくもないけど…

それに好きな人だから？たくさん話したいって思うし？それは仕方ない！うん！

『赤羽くんにバレたらどうしよう…！』

片岡「今のとこは大丈夫だと思うけど？」

倉橋「そうそう！バレたら告っちゃえ～」

『えぇー？そんな軽く言わないでよ……あ、ごめんちょっとトイレ行ってから部屋行く！先行ってて！』

2人に手を振り、トイレへと向かった。

＿＿＿＿

ふぅ、スッキリスッキリ。

お風呂の前にお茶たくさん飲んだせいだな。

ガヤガヤと騒いでいる男子部屋の前を通らなきゃ、わたし達の部屋には辿り着かない。

男子って何話してるんだろうと思い、立ち止まり耳をすませる。

木村「お前クラスで気になる子いる？」

前原「皆言ってんだ逃げらんねーぞ」

おぉ…やっぱり男子もそういう話しするのかぁ。

誰に聞いてるんだろう…

業「…うーん、奥田さんかな」

…あか、ばねくん？

え？

待って、え？

奥田さんって言った…？

前原「お、意外。なんで？」

『っ！』

耳を塞ぎながら廊下を走った。

嘘でしょ……

わたし、失恋しちゃった？もしかして。

"奥田さんかな"

紛れもなくあの声は赤羽くんだ。

…盗み聞きしなければよかった。

『はぁ……』

女子部屋に戻ると、イリーナ先生の周りに皆が集まっていた。

その中にわたしも加わり、座る。

イ「ふふ、いいわよ。子供には刺激が強いから覚悟なさい。例えばあれは17のとき……おいそこぉ！！さりげなく紛れ込むな女の園に！」

なぜかいる殺せんせー。

わたしは気分があがらないため、席を立った。

茅野「あれ？どこ行くの？Aちゃん」

『んー…ちょっと自販機行ってくる』

茅野「あ、分かった…」

部屋を出ると、廊下も騒がしかった。

殺せんせーが男子達にも何かしたのか…

声から遠ざかるように、ドボドボと自販機へと向かった。

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