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赤羽くんとお菓子を食べて遊んでいると、なにやら後ろが騒がしい。
2人で顔を覗かせ後ろを見ると、殺せんせーが大きい荷物を横に置き座っていた。
『あぁそういえば駅中スイーツ買ってて遅れたとか渚が言ってたね』
業「Aみたい」
『す、スイーツは好きだけど乗り遅れてないから！』
頭を殴ろうとするも、軽々と躱されてしまう。
こんな憎たらしい奴を好きになってしまったのかわたしは。
そのとき、横からパシャパシャとシャッター音が聞こえた。
音の方を見ると、通路でわたし達を撮っている殺せんせーがいた。
『…なにしてんのよ』
殺「どうぞお構いなくイチャイチャ続けてください」
『そ、そんなんしてかい！どっか行けっ！』
ヒュッと空手の技を意識して蹴ったけど、余裕で躱された。
そして殺せんせーはシクシクと鳴いて戻って行った。
業「すごい蹴りだね〜さすが空手道者」
『元だけどねっ』
業「なんで辞めたの？」
『んー、この学校ってけっこう頭良いとこじゃん？だから勉強との両立が難しくなって空手捨てたんだ』
本当は辞めたくなかったけど。
でも今こうして空手を活かせてるから嬉しい。
業「ふーん…また習えるといいね」
『…うん！』
そう言って赤羽くんはポッキーを咥えた。
赤羽くんポッキー好きだなぁと思いながら、わたしもパクパクとポッキーを食べた。
茅野「あ、Aちゃんも飲み物いるー？これから買ってくるんだけど」
『あ、じゃあわたしも行こっかな！赤羽くんの分も買ってくるね！』
業「よろしくー」
席を立ち、カエデちゃん達と歩く。
茅野「カルマくん何飲みたいか聞かなくてよかったの？」
『うん、どうせイチゴ煮オレだし』
茅野「へぇ〜？」
なぜかニヤニヤとわたしを見るカエデちゃん。
わたしは関わると面倒なので、カエデちゃんからゆっくりと目線を逸らした。
神崎「あ、ごめんなさい」
神崎さんとガラの悪い…高校生？がぶつかったのを見ていた。
神崎さん謝ったのになんで何も返さないの？
少しイラつき、その人達を見るといかにも不良って感じだった。
怖いな…と思いながらカエデちゃん達の方に目線を移した。
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作者名：スアノ | 作成日時：2018年12月30日 19時
