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菅谷「うわ…A組からD組まではグリーン車だぜ」


菅谷くんの声が耳に入り見てみると、確かにグリーン車に乗っているA組達が目に入った。

E組の皆で乗れるんであればどこでもいいから羨ましくはない。



高田「学費の用途は成績優秀者に優先される」

田中「おやおや君達からは貧乏の香りがしてくるねぇ」

『何そのメガネとタバコに見掛けたお菓子、ダサッ』


もう一文句言おうとしたところ、渚に止められてしまった。

たく、こいつらどこまでもムカつく。



イ「ごめんあそばせ、ごきげんよう生徒達」


キラキラしてるイリーナ先生がやってきた。


『な、なにその格好…』

イ「女を駆使する暗殺者としては当然の心得よ」


そして長々と意味のわからないことを説明される。

ふと横を見れば、烏間先生が怒っている様子でこっちに来ていた。


烏間「目立ちすぎだ着替えろ」

イ「堅い事言ってんじゃないわよカラスマ!ガキ共に大人の旅の、」

烏間「脱げ、着替えろ」



おおぉぉ…これ以上にない怒り方だ烏間先生。



業「おはよ」

『あ、おはよう!』


早く乗ろーよ、と言い手を引っ張られる。

そっか…赤羽くんと2泊3日過ごすんだ。

はは、心臓持つかなぁ…


寝巻を着て悲しんでるイリーナ先生の横を笑いながら通り、赤羽くんの行くままについていった。




カエデ「ん〜6人席かぁ」

奥田「よ、4、3で分かれます?」


渚達のところに向かうと、席で悩んでいた様子だった。

あ、そっか7人班だから奇数か。


『じゃあわたしイリーナ先生の隣に、』

業「俺達あっち座るから適当にそこ座ってていいよ、じゃあまた着いたら合流ってことで」

『ん?えっ、え!?』


赤羽くんが指差したのは、前の方の2人席。

また手を引っ張られ赤羽くんの動くがままになる。


そしてわたしが窓際、赤羽くんが通路側になって座ることになってしまった。



『赤羽くん何してんの!?』

業「え〜なにが?」

『わたしなんかと隣じゃつまんないでしょ!今からでも遅くないから赤羽くんは渚達のとこに、』

業「俺はAと隣がよかったんだけど」


…そ、そんな真剣そうな顔で言わないでよ。

自惚れちゃうじゃんか。



業「……好きな奴と乗りたかった?」

『…え?』

業「んーんなんでもない、それよりあのタコいなくね?」


真剣な表情になったと思えばこうしてまた笑顔を見せる。

わたしの好きな人は赤羽くんって言ったらどう反応するかな。




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作者名:スアノ | 作成日時:2018年12月30日 19時

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