旅行の時間 ページ37
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烏間「知っての通り来週から京都2泊3日の修学旅行だ」
体育の時間の終了間際に烏間先生が皆を集めて言う。
そっかもう修学旅行の時期か…
なんか時の流れってはやい。
烏間「君らの楽しみを極力邪魔はしたくないがこれも任務だ」
岡野「…てことはあっちでも暗殺？」
烏間「その通り」
まぁそりゃそうなるよね、殺せんせーもどうせついてくるんだから。
烏間「スナイパーを配置するには絶好の場所、既に国は狙撃のプロを手配したそうだ。暗殺向けのコース選びをよろしく頼む」
「「「はーい！」」」
京都2泊3日の旅。
ものすごいワクワクしてきたかも…！
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業「A」
『ん？』
業「一緒の班、なろーよ」
『…え！いいの！？』
目的もなく教室でフラフラしてたら、突然の爆弾宣言。
やばい、すごい嬉しい！
思わずニヤニヤしそうになる。
業「俺がいちゃダメ？」
『そんなことない！嬉しいよ！』
その瞬間赤羽くんの顔が赤くなったように見え、バッと顔を逸らされた。
？どうしたんだろう。
あっもしかして嬉しいって言っちゃったから！？
正直に言い過ぎたかも…
渚「カルマくんとAさん、同じ班なんない？」
業「…ん、オッケ〜」
『やった渚と一緒だ！』
なんとなく渚がいれば安心かも。
杉野「ええー大丈夫かよカルマ、旅先でケンカ売って問題になったりしないよな？」
業「へーきへーき」
あ、杉野くんも一緒なのか。
あんまり杉野くんと関わったことなかったからこれを機に仲良くなってみよっかな〜
業「旅先のケンカは目撃者の口も封じるし表沙汰にはならないよ」
いじわるそうな顔の赤羽くんが出したのは、身分証を持った知らない人2人。
おお…なんかすごい…
杉野くんめっちゃ不安そうな顔してるし。
杉野「Aもカルマがケンカしないように見といてな」
口に手をそえ、耳打ちをしてくる杉野くん。
距離が近いことは異性でも気にしないタイプの人なのか杉野くんは。
『えー何でわたしなの』
杉野「え？だってお前の好きなやつカル、」
『わー！！言わなくていいし何で分かったのよ！？』
杉野「ははっ見てれば分かる…げ、やべ」
杉野くんは横を見てバツが悪そうな顔をした後、すぐに離れた。
杉野くんが見た方を見ると、そこには赤羽くんがいた。
なんか赤羽くん…不機嫌じゃない？
気のせいかな。
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作者名：スアノ | 作成日時：2018年12月30日 19時
