恋と勉強と暗殺と１【赤羽業】 (ページ33)

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くるくるの時間ページ33

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『え？知恵の輪？』

朝

渚と偶然電車で会い、学校までの道のりを渚と歩く。

渚が言うには昨日、理事長が殺せんせーの前に顔を出したらしい。

そのときに、いろいろ話したり知恵の輪をやらせたりしたとか。

渚「うん、そのときに理事長先生が、この世の中にはスピードで解決できないこともあるって殺せんせーに言ってた」

『…まぁ、それもそうだよね』

あの人の教育方針は間違ってるけど、言うことは正しい。

だからなおさら関わりたくないんだよねぇ…

そんなことを言われた殺せんせーはどうでるのかな？

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殺「さらに頑張って増えてみました、さぁ授業開始です」

……増えすぎでしょ！

残像も乱れてるし…なんか違うキャラ混ざってない？

『1人につき3人とか余計邪魔！』

殺「そ、そんな酷いこと言わないでくださいよ！！」

ちなみに今日は国語。

分かりやすいけど、マンツーマンのほうが集中できるんだけどなぁ…

前原「……さすがに相当疲れたみたいだな」

岡島「なんでここまで一生懸命先生をすんのかね～」

すごい息切れをして汗までかいている殺せんせー。

莉桜ちゃんとナイフを突き刺そうとするも、やっぱり避けられてしまう。

殺「…ヌルフフフ、全ては君達のテストの点をあげるためです。そうすれば……殺される危険もなくなり先生には良い事ずくめ」

何考えてるんだか。

ろくでもないことは確かだな。

すると皆は、次々に口を挟む。

岡島「俺達エンドのE組だぜ殺せんせー」

三村「テストなんかより…暗殺の方がよほど身近なチャンスなんだよ」

殺せんせーの雰囲気が変わったのが分かった。

百億あればその後の人生バラ色っていう気持ちもわかる。

でも、お金だけで幸せは掴めないと思う。

殺「なるほど、よく分かりました」

菅谷「？何が？」

殺「今の君達には…暗殺者の資格がありませんねぇ。全員校庭へ出なさい、烏間先生とイリーナ先生も呼んで」

そう言って殺せんせーは教室から出て行った。

皆は顔を見合わせ、ゆっくりと歩き出した。

…赤羽くん、どこ行ったんだろう。

さっきのテスト勉強のときにはいたのに。

わたしは烏間先生とイリーナ先生を呼び、急いで外へ出た。

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