暗殺の時間 ページ4
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チャイムが鳴り、各自みんな自分の席に座る。
わたしの席は、両隣が空席の席になった。
寂しいような良いようなってかんじ？
元々いないのかな、2つとも……
そのとき、ガラガラッと勢いよく扉が開いた。
『……ん？』
黒いスーツの人が3人。
黄色い人が1人入ってきた。
…黄色い、人？人なのか？あれは。
なんか、タコみたいだ。
それにしても先生多すぎない？
わたしの頭の中は疑問だらけだった。
それはわたしだけじゃなかったようで、周りの人もざわめきだした。
「初めまして、わたしが月をやった犯人です。来年には地球もやる予定です。君達の担任になったのでどうぞよろしく」
………はい？
いや、え？何事？
まず5、6ヶ所ツッこませろって感じなんだけど！？
呆然としながら、烏間さんというカッコイイ防衛省の方が細かく説明をしてくれた。
国家機密。
マッハ20。
成功報酬は百億円。
3年E組の担任ならやってもいい。
わたしたちには危害を加えない。
この超生物を……殺してほしい？
本校舎より、おもしろそう。
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昼休み
「先生ちょっと中国行って麻婆豆腐食べてきます。暗殺希望者がもしいれば、携帯で呼んでください。」
そう言って、黄色いモンスターは窓から空へ飛んで行った。
『渚も知らないの？あの黄色いモンスターのこと』
渚「あ、うん…去年までは違う先生が担任だったから」
『そっかぁ、じゃあ分からないことだらけだね』
信じ難い事だけど、朝の出席確認のときの異常な速さと、今の窓から飛び立った速さはおかしい。
バカなわたしでも分かることだ。
「…おい渚」
渚とお弁当を食べているところ、ガタイのいい人が渚に話しかけた。
…怖いなぁ、こういう感じの人。
「ちょっと来いよ、暗殺の計画進めようぜ」
渚「……うん。Aさんちょっと待ってて」
『え、あ、うん！』
渚は立ち上がり、3人組の後ろについて行き教室からいなくなった。
…嫌な予感がする。
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作者名：スアノ | 作成日時：2018年12月30日 19時
