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ナイフケースを見て思い出した。
『烏間先生ー、このナイフボロボロなっちゃったんですけど変えて、』
烏間「分かったからそんなことは後で言えっっ」
『は、はい……』
瞬間的にわたしのナイフを取り上げ、自分の胸ポケットにしまった烏間先生。
あぁそっか、他のクラスは知らないもんね。
そのときイリーナ先生がヅカヅカと体育館に入ってきた。
男の先生も男子もイリーナ先生をガン見している。
烏間「何しにきたイリーナ！？」
イ「うるさいわね次の計画への情報収集よ」
そしてイリーナ先生は渚を呼び、一言二言話していると思ったら、突然渚を抱きしめたイリーナ先生。
何してんのよ公共の場で…
荒木「…はいっ今皆さんに配ったプリントが生徒会行事の詳細です」
放送部部長の荒木がそう言うが、わたし達の分のプリントが来てない。
…ありえない、ここまでする？
磯貝くんがプリントを求めるも、荒木は全部記憶してください、と言うだけで配ってはくれない。
そしてまた体育館が笑いに包まれた。
『あんた達いい加減に、！』
渚「Aさん」
静かに横に首を振る渚。
言い返しちゃダメってことか。
荒木にも笑ってる人達にもイライラしていると、強風と共にプリントが手元に来た。
殺「磯貝くん問題ないようですねぇ、手書きのコピーが全員分あるようですし」
変装した殺せんせーに、烏間先生もイリーナ先生も、もちろんわたしも驚いていた。
その変装で皆の前出ても大丈夫なの！？
そんな心配をしていると、イリーナ先生は対先生ナイフで殺せんせーを刺しているが避けられている。
イリーナ先生はすぐに烏間先生に連れてかれた。
前原「はは、しょーがねーなビッチ先生は」
今度はわたし達E組が笑うことになった。
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『あ、わたし烏間先生に新しいナイフもらいたいから先に教室行くね！』
中村「はーいいってら〜」
次の授業が始まる前にもらっておかないと。
そう思って走り、外に出た。
田中「なんとか言えよE組！！殺すぞ！！」
そんな声が耳に入り、立ち止まって視線を移した。
するとそこには、胸ぐらを掴んでいる田中くんと渚、そして高田くんがいた。
またあいつら…っ！
渚に駆け寄ろうとした瞬間、
渚「殺そうとした事なんてないくせに」
寒気が通った。
今のは殺気？
渚は笑顔で去っていった。
…すごいよ渚。
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作者名：スアノ | 作成日時：2018年12月30日 19時
