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心の中でため息をつき、再び奥田ちゃん達の方を見た。
殺「それはそれは、ではいただきます」
あ、飲むんだ。
殺せんせーのことだから飲むとは思っていたけど、1本ずつ飲む派なんだ。
殺「！！…こ、これは……」
……なんかツノ生えた！？
なにあれすごい…！
『わたしも飲んだら、』
業「人間とモンスターは違うから絶対やらないでね」
『うっ…はーい』
最後まで言い終わってなかったのに、赤羽くんは予想がついたみたい。
わたしも飲んだらツノ生えるかと思ったけど…やっぱり赤羽くんの言う通りダメかぁ。
そして殺せんせーは2本目を飲んだ。
殺「うっ、うぐぁ…うぐぐ……」
さっきと同じように苦しそう。
でも……今度は羽が生えた。
無駄に豪華な顔になってきた。
殺「酢酸タリウムの味ですね、では最後の1本」
酢酸タリウムはなにか知らないけど、わたしは最後の1本でどう変わるかワクワクしていた。
『……真顔って…』
変化の法則性が読めない！！
前原「てかせんせー真顔うすっ！」
磯貝「顔文字みてーだな！」
殺「先生のことは嫌いでも暗殺のことは嫌いにならないでください」
いきなりどうした！？
赤羽くんを見ると、楽しそうに笑っていた。
殺せんせーに対して笑ってるの？それとも…
殺「それとね奥田さん。生徒1人で毒を作るのは安全管理上見過ごせませんよ」
奥田「…はい、すみませんでした…」
殺「この後時間があるのなら、一緒に先生を殺す毒薬を研究しましょう」
殺せんせーがそう言うと、奥田ちゃんは嬉しそうに返事をしていた。
業「よしじゃあ行こっかA」
『あ、うんっ！』
渚とカエデちゃんに手を振り、赤羽くんと教室を出た。
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カフェに着き、赤羽くんとわたしはここのお店で絶品のパンケーキを注文した。
今さらだけど、2人でお出かけ初めてじゃない！？
カフェに着くまでの間は気付かなかったけど…
業「Aはさ、なんでE組に落ちたの？あ、もちろん言いたくなかったら言わないでいいけど」
『あ、えっと…頭悪くってさ、えへへ』
業「そういえば、この前の小テストんときも言ってたね」
『うん…』
勉強はしてるんだけど頭に入ってこない。
わたしの覚え方が悪いのかな。
業「本校舎の授業が悪いかもなー、もしかしたら」
『え？』
業「だってあそこの先生の教え方悪いんだもん」
俺は家ですれば大丈夫だけどさ、とジュースを飲みながら話した。
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作者名：スアノ | 作成日時：2018年12月30日 19時
