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殺「今日1日本気で殺しに来るといい。その度に先生は君を手入れする。放課後までに君の心と体をピカピカに磨いてあげよう」
赤羽くんは悔しそうに笑っていた。
殺「さぁ出席を取り、」
『あ、先生！』
殺「にゅや？」
わたしはカバンからある物を取り出し、先生に差し出した。
『これあげる！ジェラートはさすがに買えなかったけど、ソーダ味のソフトクリーム！』
昨日赤羽くんが先生のジェラートを台無しにしていたのを思い出し、今日の朝コンビニで買ってきたのだ。
確かこの前給料で暮らしていると話していた。
どうせ殺せんせーのことだろうから、給料日前だしジェラートを買うお金なかったんだろう。
殺「い、いいんですかAさん！！」
やっぱりね、予想通りだ。
『うん溶けちゃうともったいないし！安心して、毒とかいれてないから』
殺「ああ、ありがとうございます！それじゃあさっそく…」
約2秒後に食べ終えた殺せんせー。
もっと味わって食え！！
殺「これは学校の通り道にあるコンビニのお高いアイスですねぇ」
『えっ！分かるの！？』
殺「もちろんです。だから遅刻ギリギリだったんですねぇ」
『へへ…』
それでは出席とるので準備始めてください、と言いながら前に行った殺せんせー。
わたしは、引き出しから銃を取り出した赤羽くんの肩を、ツンツンとつっついた。
業「んー？なに？」
『赤羽くんにもあげる！』
さっき先生にあげたアイスを赤羽くんにも差し出す。
2個買っておいたんだよね〜。
業「え、俺に？」
『さっき口の中火傷したでしょ？アイス食べて冷やしなって！』
業「してないけど……Aがそう言うんならありがたくもらうね」
ひょい、とわたしの手からアイスを受け取り、さっそく食べ始める赤羽くん。
すると、こらそこ！アイス食べない！と赤くなった殺せんせーに注意された。
殺せんせーも食べてた癖に。
赤羽くんも同じことを思っていたようで、注意を無視して食べ続けていた。
それを横目で見て、自然と笑顔になった。
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作者名：スアノ | 作成日時：2018年12月30日 19時
