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昨日の小テスト終わった後、渚に赤羽くんのことを聞いた。
2年生のとき続けざまで暴力沙汰を起こして停学をくらって、E組に落とされたということ。
赤羽くんは確かに、昨日の殺せんせーのやりとりを見てケンカっ早いのは分かった。
だけど、理由もなく人を殴るなんてことしないはず。
その理由を知りたいけど…初対面の人がそんなこと聞いちゃまずいねうん。
そして放課後は、烏間先生にナイフ戦術と空手の両方の使い方を1時間くらい教わった。
烏間先生の教え方はすごい分かりやすくて、すぐ身につけられた。
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『……なんだあれ』
遅刻ギリギリで、先生が来る前に教室に着いたはいいけど教卓の上に変なものが置いてある。
あ、タコだ。
しかも対先生物質ナイフが刺さってある。
こんなことをする人は1人しかいないな。
『おはよう赤羽くん。あれ赤羽くんがやったんでしょ？』
業「よく分かったね、おもしろいでしょ」
『うーん…掴みどころが分からない』
多分、赤羽くんはおもしろがってあれをしたんだと思う。
殺せんせーは自画像タコだし自機もタコらしいし、この前なんて "タコつぼ" っていうギャグやってたし。
それを誰かから聞いて、おもしろがってやったんだろう。
殺「おはよーございます」
殺せんせーが教室に入ってきた。
皆は黙ったまんま。もちろんわたしも。
殺「…ん？どうしましたか皆さん？」
そして教卓の上を見る殺せんせー。
なんか可哀想…
業「あ、ごっめーん！殺せんせーと間違えて殺しちゃったぁ。捨てとくから持ってきてよ」
殺「……わかりました」
沈黙を破る赤羽くん。
そして殺せんせーは赤羽くんの言う通りナイフが刺さったままタコをこちらに持ってきた。
…殺せんせーはやられっぱなしじゃないと思う。
＿＿＿ｷﾞｭﾙﾙﾙﾙﾙｯ
先生が一瞬消え、ミサイルを持ち出した。
触手もドリルになっている。
赤羽くんは少しあせっているように見えた。
殺「先生は暗殺者を決して無事では帰さない」
業「！あっつ！！」
殺せんせーが作ったであろうたこ焼きを赤羽くんの口の中にいつの間にかいれていた。
赤羽くんは熱さのあまり、床に吐き出した。
そりゃあ熱いよね。
殺「先生はねカルマくん、手入れをするのです。錆びて鈍った暗殺者の刃を」
殺せんせーは自分で作ったたこ焼きを1箱は赤羽くんの机に置き、余ったやつは自分の口にいれた。
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作者名：スアノ | 作成日時：2018年12月30日 19時
