【NARUTO】血統最強少女 (ページ9)

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サバイバル演習ページ9

翌日

私達3人は時間前に第二演習場に集合していた。そして、約10分くらい遅れてラン先生が来た。

ラン「おはよう。早速だが、今日の演習の内容は、このコインを２つこの場所の何処かに隠した。

制限時間内に探し出せ。

制限時間は正午まで。では、はいスタート」

いきなりのスタートに驚いたが、私は咄嗟に近くの木に潜み、気配を消す。

他の2人は別の方向に歩き始めた。

私はこのテストの意図を考えてみる。

『(まず、隠してあるコインは２つ。これは、確実に1人を不合格にする為か…それともわざと２つにしたのか。

そして、もし3人とも見つけられなかったら全員不合格か、他に合否基準があるのか…

それなら、もし2人で１つのコインを見つけた場合はどうする？2人とも合格か。どちらかが不合格か…いや、それは無いな。

てことは、3人で探した方が良いかもしれない)』

考えがまとまった所で、まずはイオリを探す事にした。

『イオリ』

イオリ「A。コインはもう見つけた？」

『ううん、まだ。ねぇ、皆んなで一緒に探さない？』

イオリ「どうして？」

私はさっき考えた事をイオリに話した。

イオリ「なるほど…確かに先生は3人で見つけてはいけないとは言ってないしね。…分かった。俺は良いよ」

『ありがとう』

次に、モブ山に同じ事を言った。すると

モブ「お前らの手には乗らねぇ。そうやって見つけたらお前ら2人で独り占めする気だろ！そうはいかねぇ！」

そう言うと、走り出して遠くへ行ってしまった。

イオリ「ﾔﾚﾔﾚ)2人で探そうか」呆れ

『そうだね…』

私の考えが正解か分からない。もし、不正解だったらイオリを巻き込んだ事になる。

イオリ「大丈夫だよ。俺はAを信じてるから」

と、私の不安を見透かしたようにイオリはそう言ってくれた。

『ありがとうイオリ』

୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧

ーーヂリリリリリ

タイマーの音が鳴り響く。どうやら正午になったようだ。

ラン「コインは見つけた？」

モブ「俺は見つけたぜ！」

イオリ「僕達も見つけました」

モブ山とイオリは掌にコインを乗せて先生に見せる。

ラン「そうか…それでは、合否を伝える。まず、四季イオリ…合格だ」

イオリ「！ありがとうございます」ﾆｺ

イオリはテストに合格した。

良かった…私のせいで不合格にならなくて…

『おめでとうイオリ』

イオリ「ありがとう」