【NARUTO】血統最強少女 (ページ2)

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うずまきナルトページ2

快晴の綺麗な蒼が空に広がり、木の葉がサワサワとうごめく。

私は教壇に立っている“うみのイルカ”先生の話を右から左へと聞き流し、頬を突きながらボーッと外を眺めていた。

すると、誰かが慌てて廊下を駆けている気配がする。

ーーガラッ！

「たっ…大変ですっ…！！ナルトが…！」

その気配は段々と近づき、私の居る教室のドアを大きな音を立てて開けた。

イルカ「！？」

その人はイルカ先生に耳打ちをすると、イルカ先生も慌てた様子で私達に向かって“自習”と言うと慌ただしく教室を出て行った。

『(またナルトのイタズラかな…)』

“うずまきナルト”という彼は里の大人達から忌み嫌われ、それを見た子供達からも嫌われていた。

そんな彼はいつもイタズラをしては里の大人達によく怒られている。

『(…ま、私には関係ないか)』

“彼”の影響で私はめんどくさい事が好きではないのだ。だからナルトがイタズラをしようが私には関係ない。

イルカ「いいかナルト。お前は前回も前々回も卒業試験に落ちてるんだ！イタズラしてる場合じゃないだろう、馬鹿野郎！！」

ナルト「フンッ」ﾌﾟｲｯ

イルカ先生に縄で縛られて皆んなの前で説教されているナルトは反省していないようで、イルカ先生の説教にそっぽを向いた。

すると、イルカ先生の額に怒りが浮かんだ。

イルカ「今日の授業は変化の復習テストだ！！既に合格している者も並べーー！！！」

全「「ええ〜！？」」

前言撤回だ。ナルトがイタズラをしたせいでめんどくさい事をしなきゃいけなくなってしまった。

この場合は私だけではなく、皆んなも同じ感情だった。

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皆んな並び、次々と変化の術をしていく。そして私の番が来た。

イルカ「日ﾉ輪A」

『はい……変化』ﾎﾟﾌﾝ

目線が高くなった。という事は成功したようだ。

イルカ「次、うずまきナルト」

ナルト「よ〜〜し…変化！」

ーーボフンッ

ナルト「ウッフ〜ン♡」

イルカ「ウﾞワアっ！(ﾌﾞｼｬｯ」

何と、ナルトはイルカ先生に化けるのではなく、裸の金髪美女に変化した。

そして、それを見たイルカ先生は勢いよく鼻血を出した。

ナルト「ギャハハッ！どーだっ。名付けて“お色気の術”！」

イルカ「っこの大バカ者っ！！くだらん術を作るなーー！！！」

今日一のイルカ先生の怒声が響いた。