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『冷蔵庫に入ってる塩辛は、早めに食べてくださいね。醤油も、もう少しで切れちゃいます』
透「あ、あと。不燃ゴミを出す曜日が変わりましたので、気をつけてくださいっ。後は…」
『あ、コレ。祖父の家の住所です。一応、お渡ししておきます』
紫呉「いよいよ明日か…色々、お世話になっちゃったね」
透「いえっ、こちらこそ！草摩の秘密は、お墓に入るまで、決して誰にも話しません！」
『胸の中に大切に仕舞っておきます』
紫呉「…新しい家でも、頑張って」
透「はい！私もめげません！」
『……では、私達は部屋を片付けてしまいますね』
A達が２階に上がったのを見た紫呉は、黙っていた由希達に話しかける。
紫呉「…止めるかと思ったよ」
由希「どうして？初めから改築が終わるまでって話だったじゃないか」
夾「…アイツ等が……他人のアイツ等がこの家に居た事の方が変だろ」
紫呉(じゃあ、何でこんなに空気が重いんだい？)
紫呉は素直じゃない2人に、思わず溜息を吐いた。
✼••┈┈••✼
小学生の頃、クラスでフルーツバスケットをした事があった。
皆んなが色んなフルーツに振り分けられていた中でA達は。
「本田達はおにぎり!」
当時は何故か、男子に意地悪される事が多くて、それも意地悪の一つだったのだろう。でもA達はその事に気が付かなかった。
だから、目の前で繰り広げられる楽しそうなゲームを見て、“おにぎり”と呼ばれるのをただひたすら待ったA達。
『ほんと……昔から考えが足りないんだから』
だから、勘違いしていた。フルーツじゃない、おにぎりが仲間に…家族になんてなれる訳なかったのに。
翌朝。食卓に用意された朝食と、“冷蔵庫の中のものは温めてください”と書かれたメモを見て、紫呉は呟く。
紫呉「…行ってしまったみたいだね……結構、あっさりしたお別れだったね。
…あっさりしているけど、物悲しい気持ちになるものだねぇ…透君」
由希はそんな紫呉の言葉を無視して、縁側からどこかに行ってしまった。
✼••┈┈••✼
透「お久し、ぶりです。今日からお世話になります」
『よろしくお願いします』
娘夫婦家族に挨拶をし、A達がこれから生活する部屋へと通されたのは、娘と同じの部屋だった。
今朝、朝食だけ作って声も掛けなかった事を少し後悔するA達は、お互い無言で荷物を整理する。
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凛 - 文章からセリフから､｢拝啓猫神様｣の丸パクリですよね？盗作ですよ (11月16日 20時) (
レス) @page50 id: ebcac45cbc (このIDを非表示/違反報告)
無名 - 台詞、文がそのまま他の方が書いたやつと同じですね… (2022年11月6日 11時) (レス) id: b4596f1ad6 (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - 23ページでちょっと直した方がいいかと思います。紫呉の台詞のはずが、由希になってます。 (2022年9月26日 14時) (レス) @page24 id: c5e498bff3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Azuki | 作成日時：2022年9月20日 15時
