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透「改築が…終わったんだそうです…」
紫呉「意外と早かったねぇ」
『はい。外壁はまだだけど、取り敢えず住める様になったって、祖父から連絡が入って……だから…」
“新しいお家に帰ります”
その言葉が喉に引っ掛かって出てこないAと透は黙り込む。
最初から、改築が終わればこの家を出て行かないといけない事は分かっていた事なのに…
あまりにもこの家が居心地が良かった。
(それに私は……)
透「あ！お食事の用意まだでした！」
紫呉「いいよ2人共。久しぶりに、皆んなで外に食べに行こう」
『大丈夫です！食材は勝ってあるので』
静まった空気を変える様にA達は、明るく台所に向かった。
料理をしていると、Aは昔を思い出していた。
今日子「ごめんっ、遅くかなっちゃった…!」
『お母さん…!おかえりなさい!ご飯もうすぐできるから…』
今日子「あー!透の看病もしてたんだから、今日くらい休みなって言ったじゃん!」
『大丈夫。お母さんは仕事で疲れてるのに、休んでいられない…!」
今日子「…いつもありがとね。でもいいんだよ。偶にはめげたって…我儘言ったて、いいんだよ?」
透「Aちゃんっ！ヤカンが…！」
『えっ！？あ……アチッ』
透「大丈夫ですかっ？Aちゃん！」
『うん』
ぼーっとしてて、ヤカンが沸騰していたから慌てて火を止めた。
『…大丈夫。新しいお祖父さんの家だって、きっと良い所だから』
透「はい！それに、テントに比べれば、天国みたいなものですからっ」
『紫呉さん、お時間よろしいですか？』
紫呉「どうしたの？こんな夜遅くに…」
その夜、Aは1人で紫呉の部屋を訪ねていた。
『……私、祖父の家が透にとって問題ない環境だと判断したら…一人暮らしをしようと思うんです』
紫呉「それは…また、どうして？」
『その、元々決めていたんです。私は、透には幸せになって欲しいから……ちゃんと血の繋がった家族と』
紫呉「！Aちゃんそれって…」
『だから、その時は自分の部屋が決まるまでお世話になってもいいですか？』
Aは紫呉の疑問を無視して、用件を伝えた。紫呉は暫く考え込んで無言だった口を開く。
紫呉「…分かった。いつまでも居てもいいよ」
『ありがとうございます』
(家族じゃなくなっても、友達でいられますように)
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凛 - 文章からセリフから､｢拝啓猫神様｣の丸パクリですよね？盗作ですよ (11月16日 20時) (
レス) @page50 id: ebcac45cbc (このIDを非表示/違反報告)
無名 - 台詞、文がそのまま他の方が書いたやつと同じですね… (2022年11月6日 11時) (レス) id: b4596f1ad6 (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - 23ページでちょっと直した方がいいかと思います。紫呉の台詞のはずが、由希になってます。 (2022年9月26日 14時) (レス) @page24 id: c5e498bff3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Azuki | 作成日時：2022年9月20日 15時
