３７ ページ38
夾「それ以上無駄口聞いてみろ……容赦しねぇぞ…」
楽羅「っ………どう容赦しないんじゃああああ！！」
夾「ウグゥゥゥゥ〜〜！！」
固い空気は楽羅のアッパーで壊れ、夾はそのまま池にドボンっと落ちてしまった。
その後、台所で食器を洗うA達はさっき楽羅が言った事を考えていた。
“本当の姿”とは何のことなのだろうか…と。
『それにしても、楽羅さんは本当に夾君の事が好きなんだね』
透「そうですね！初恋もまだな私には、そんな風に人を好きになれるって……少し、羨ましい気持ちです」
『私も』
楽羅「夾君！背中流してあげる！！」
夾「ゲェッ……」
楽羅「もうっ！恥ずかしがり屋さんなんだからぁ！」
さっきとは違い、いつも通り？なのかは分からないが楽羅と夾は賑やかに追いかけっこを始める。
(私にも、いつかそんな人が現れますように…)
✼••┈┈••✼
夾「くっそぉ…何で俺が…！」
紫呉「文句言わない。君のせいでもあるんだから」
夾「俺のせいじゃねぇだろうがっ！？」
夕方になり、夾と楽羅は壊した障子を直しており、A達はそれを手伝っていた。
夾は縁側の柱に背中を預けて読書をしている由希に噛み付く。
夾「テメェも手伝いやがれっクソネズミ！！」
由希「嫌だね。自分のした事の尻拭いも出来ないのか、バカ猫」
夾「っ…なんだと！？テメェ！表出ろコラァ！！」
楽羅「ねぇねぇ夾君！」
夾「っあぁ？」
楽羅「みてみて！」
楽羅は猫の形に切った紙を障子に貼り、嬉しそうに夾に見せた。
透「わぁ…！可愛いです！」
『お上手ですね！』
夾「遊んでんじゃねぇ！大体、お前が…！」
それを見た夾は楽羅に文句を言おうとしたが、自分のお腹の音に恥ずかしそうに俯いた。
そんな夾を見たA達は障子を立て掛けて、台所に向かう。
『少し早いけど、夕食にの支度をしようか』
透「そうですね！」
楽羅「ちょっと待った！」
透「はい？」
楽羅「私が作る！」
夾「はぁ？何でお前が…」
楽羅「愛する夾君の為だもん…！」
そう言って楽羅にお腹を押された夾は、案の定、さっき立て掛けた障子ごと吹っ飛んでしまった。
『では、お手伝いしますよ』
楽羅「大丈夫！1人でやれるから任せて？……夾君！楽しみに待っててねっ？」
楽しそうに台所に入った楽羅はピシャンと障子を閉めた。その一部始終を見ていた紫呉は、新聞を読みながら一言。
紫呉「夾君。障子、直しといてね？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 141人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
凛 - 文章からセリフから､｢拝啓猫神様｣の丸パクリですよね？盗作ですよ (11月16日 20時) (
レス) @page50 id: ebcac45cbc (このIDを非表示/違反報告)
無名 - 台詞、文がそのまま他の方が書いたやつと同じですね… (2022年11月6日 11時) (レス) id: b4596f1ad6 (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - 23ページでちょっと直した方がいいかと思います。紫呉の台詞のはずが、由希になってます。 (2022年9月26日 14時) (レス) @page24 id: c5e498bff3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Azuki | 作成日時：2022年9月20日 15時
