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夾「修行の間は自分で飯作ったりしたからな。でも出来る
のと美味しいのは違うだろ」
透「そうですか？おにぎり修行に励む方から見ましたら、そんなにお上手に結べる事を羨ましがると思いますよ？」
夾「そんな修行してる奴が居るか！どっからそういう発想が出てくるんだ…」
(素敵なことに変わりないのに…どうして気づかないのだろう？)
自分で作ったおにぎりを一つ持ってテレビを見出した夾。そんな背中を見ながらAはそう考える。
Aはその時、ふと思った。
『あ…もしかしたら、背中に付いているのかもしれない』
夾「っ…は？」
透「どういうことですか？」
『例えば、人の“素敵”という物が、おにぎりの梅干しの様な物だとしたら、その梅干しは背中に付いているのかもしれない。
…世界中の誰の背中にも、色々な形、色々な色や味の梅干しが付いていて、でも背中に付いているせいで折角の梅干しが見えないのかもしれない。
“自分には何も無い。真っ白なお米だけだ”って…
そんな事ないのに…背中にはちゃんと梅干しが付いているのに……
誰かを羨ましいと思うのは、人の背中ならよく見えるからなのかもしれないね？
私にも見えるよ。ちゃんと見えてるよ。夾君の背中や透の背中にある、立派な梅干し』
Aは何かを伝えようと夾に近寄り、目線を合わせる。
『草摩君は素敵。夾君は、素敵。透は、素敵』
透「Aちゃん……私にも見えてます！夾君とAちゃんと草摩君の立派な梅干しが！」
夾「…！っ…だからお前は、どっからそういう発想がっ…大体、何で梅干しなんだっ。もっとマシなもんで例えろ！」
『ご、ごめん…』
透「シャケにするべきでしたかね？」
夾は顔を真っ赤にさせて俯く。A達はピーと鳴ったヤカンに慌てて駆け寄り、火を消すと“おい”と夾に話しかけられる。
夾「…付いてるぞ、お前等の背中にも……梅干し。俺には見えるぜ」
透「…わぁ！ほんとですか、ほんとですかっ！？」
『どんなの？』
夾「小梅くらいのヤツだけどな。すんげ〜すんげ〜小さい奴な！」
透「小梅は美味しいのです！」
『可愛いしね』
今も、これからも。誰かを羨ましがったり羨ましがられたりしていくのだろう。
そんな羨ましがってくれる人の為に、羨ましい人の為に、これからはもう少しだけ“自分”を頑張ろう。
由希「おはよう」
透「あっ、草摩君！おはようございますっ」
『おはよう』
ちょうど、由希も起きてきたらしい。
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凛 - 文章からセリフから､｢拝啓猫神様｣の丸パクリですよね？盗作ですよ (11月16日 20時) (
レス) @page50 id: ebcac45cbc (このIDを非表示/違反報告)
無名 - 台詞、文がそのまま他の方が書いたやつと同じですね… (2022年11月6日 11時) (レス) id: b4596f1ad6 (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - 23ページでちょっと直した方がいいかと思います。紫呉の台詞のはずが、由希になってます。 (2022年9月26日 14時) (レス) @page24 id: c5e498bff3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Azuki | 作成日時：2022年9月20日 15時
