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由希「……十二支の仲間にならななくても、自然体で普通の人と向き合える方が良いと、俺は思う。…そんな風に、俺もなりたかった…
だからイライラするんだ。自分から草摩に入りたがる夾を見ていると、そこから抜け出したがっている俺は何なんだろって…」
『…草摩君にも、人を寄せ付ける力がある』
透「沢山の子が“好きだ”って、“優しい”って言ってますっ」
由希「…好かれたいから優しくしてるだけなんだよ。仲間に入れて欲しいからお菓子をあげるのと同じさ。自分の為に優しくしてるだけなんだ…
……偽善かもしれない」
草摩に入りたい夾と、草摩から出たい由希。お互いに自分の求めているものを持っている相手を羨ましくて反発し合っているのかもしれないと、A達は思った。
(でも私達から見れば、2人ともそれぞれにそれぞれの素敵な所があると思うのに…どうして)
透「草摩君…」
ーーピカッ、ドゴォーーン
透が話しかけようとすると、タイミングよく雷が落ちて雨が降り、ポフンッと由希は元の姿に戻った。
由希「大変だ…」
『え？』
✼••┈┈••✼
雨が急に降って来たので、慌てて帰ってきたA達。タオルで身体を拭きながら部屋に入ると、テレビを見ながら晩酌していた紫呉が居た。
由希「紫呉、天気予報やってる？」
紫呉「今観てたよ。突発型台風だってさ」
透「台風ですか」
紫呉「えっ、びしょ濡れじゃない！」
紫呉の今気が付いたかのような声を無視して、由希は縁側の障子を開けて外を見ると、慌てて外へ出て行った。
そして、慌てて追いかけようとする透を止めるA。
透「草摩君…！？」
『透は待って。体私より弱いんだから。私が行くからおふろ入ってて？』
透「Aちゃん…分かりました」
透を引き留めた後、由希の後を追ってザァザァ雨が降る外に出るA。何やら由希はビニールシートを持ってどこかに行くようだ。
『草摩君ー！』
由希「あっ…Aさん！危ないよ！？」
『大丈夫！この前の台風は一晩中テントを外で支えて……キャッ』
由希「っ…大丈夫？」
『ありがとう……草摩君は何か困った事でも合ったの？』
由希「……来て！」
『草摩君、どこに…？』
由希の言葉通り、泥に滑って後ろに倒れそうになる所をパシッと由希に腕を引っ張ってもらい、何とか転ばずにすんだ。
『…畑だ』
由希「というか…家庭菜園だよ」
由希に引っ張って連れてこられたのは、小さな、けれど立派な畑だった。
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凛 - 文章からセリフから､｢拝啓猫神様｣の丸パクリですよね？盗作ですよ (11月16日 20時) (
レス) @page50 id: ebcac45cbc (このIDを非表示/違反報告)
無名 - 台詞、文がそのまま他の方が書いたやつと同じですね… (2022年11月6日 11時) (レス) id: b4596f1ad6 (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - 23ページでちょっと直した方がいいかと思います。紫呉の台詞のはずが、由希になってます。 (2022年9月26日 14時) (レス) @page24 id: c5e498bff3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Azuki | 作成日時：2022年9月20日 15時
