桜の花が舞って、

44.説教 ページ45

鮪side



なんかよーわからんけど古賀にめっちゃ説教されてんけど。


古賀「Aちゃんの気持ち考えた事ある??」

「寂しいけど鮪の事想ってそんなんゆわずにずっと待ってるんやで？Aちゃん寂しがり屋なんやで？」

「Aちゃんの家にくまのぬいぐるみあると思うねや?それ捨てとっていいから…」

「俺の事なんか眼中に入ってるわけないやんか?ちゃんと信じたりぃや??」

「鮪の事が大好きやからきっと記憶戻ってなくても鮪の隣おるって決めたんやと思うんやぁ。」

「仲直りしいや？じゃないとAちゃんが可哀想やわ。」

「そうなったら、今すぐにでも会うのは無理でも、なんでもええから気持ち伝えてき？」




まぁ、でも古賀の言うとおりやし、なんでか最終的に古賀泣いとるし。


俺が悪かったって事もAの気持ちもわかってんけど、やっぱり自分から電話したりするの苦手や。

Aがなんて言うか、ほんまはどんな気持ちか、そんなん話してみんとわからんし、勇気が出えへん。





…でも、このままでいるのは嫌だ。






スタジオを出て、そっとAへの通話ボタンに色をつけた。







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