41.なんで、 ページ42
鮪side
今日は久しぶりにAに会う。
最近仕事が忙しくて、電話もろくに出来てなかって、ほんまにA不足。
だからめっちゃ楽しみにしていたのに、Aがまだ仕事終わってないと思ったからお店に迎えに行くと、そこにいたのは、古賀と楽しそうに話すAだった。
色んな考えが頭をよぎって、不安が心を埋め尽くした。
どうして、
不安を抱えたまま、僕は待ち合わせのカフェに行くことにした。
古賀とAが何を話しているのか、知るのがこわかった。
Aが来るまでの数十分がとてつもなく長く感じた。
A「俊寛！ごめん、おまたせ！」
何もなかったかのように、Aはいつもどおりだった。
僕に会えた事がすごく嬉しいかのように。
でもそれは古賀に見せていた笑顔と全く変わらないもので。
「今日、仕事終わるんいつもより遅かったん？」
A「うーん、まぁ。」
そう曖昧に君は言う。
「…なぁ、なんで嘘つくん？」
A「え、嘘って、なんで？」
「古賀とおるの見てしもたんやけど、嘘つくってことはそうゆうことなん？」
A「まって、見たんやったらそうってゆうてくれればよかったやん。別に何もないよ、会ったから話してただけ。」
「じゃあなんで一回隠そうとしたん？」
A「隠そうとなんかしてないってば、会ってたから遅くなったってゆうたら、俊寛の気分悪なるかなって思ったし、不安にさせたくなかっただけやで？」
「なんで、不安になるん、…古賀の事まだどっかで想ってたりするからなん？」
A「そんなはずないやんか！ちょっと話してただけで、そんな疑われなあかんの？」
「あんな笑顔で話しとったのに、あれはAにとってのちょっとのうちなんや。」
A「なんで、信じてくれんの、…もういい。」
こんなはずじゃなかったのに、
本当は、不安になったから、嫉妬しそうになったから、Aの気持ち確認したかっただけやのに。
Aは席を立ってお店を出ていった。
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adacomanon(プロフ) - ほんとによく出来た物語ですね (2017年11月28日 11時) (
レス) id: e4f7bbe889 (このIDを非表示/違反報告)
ひるね姫(プロフ) - さとさん» はい(^-^)/今までありがとうございました！！ (2016年1月5日 12時) (レス) id: 7b304ed9f7 (このIDを非表示/違反報告)
さと(プロフ) - お疲れ様でした。！ (2016年1月4日 21時) (レス) id: cb58f924dc (このIDを非表示/違反報告)
ひるね姫(プロフ) - 心雨さん» コメありがとうございます！！！可愛いですか!!よかったです(ﾉ)`∨´(ヾ)泣かせてみた甲斐がありました（笑） (2016年1月3日 13時) (レス) id: 7b304ed9f7 (このIDを非表示/違反報告)
心雨 - 説教の部分の古賀が最終的に泣いてしまうのが可愛くて可愛くて仕方がないですww (2016年1月3日 1時) (レス) id: cfc7f44fd7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひるね姫 | 作成日時：2015年11月6日 17時
