37.伝わった事 ページ38
Aside
「｢「 好き 」｣」
自分でも信じられなかった、目をみてちゃんと伝えられた事が。
でも、一番信じられなかったのは、その言葉が私のものだけじゃなくて、重なってきこえた事だった。
一瞬の沈黙を破るように俊寛くんが、口を開いた。
鮪「それ、ほんま？」
ゆっくりと、でも確かに私は頷いた。
次の瞬間、私は俊寛くんのぬくもりに包まれていた。
あったかくて、安心して、幸せで、自然と目から涙が零れおちた。
鮪「…よかった。もう、だめかと思った。…ほんまよかった。」
「…何が、だめやと思ったん？」
俊寛くんの胸に顔を埋めたまま、問いかける。
鮪「Aが他の人のところ行ってしまうか思た。かっこ悪いけど、ほんまこわかった。」
顔は見えないけど、微かに声が震えていた。
俊寛くんだって不安で苦しかったんや。
それを思うと、ずっと私の事を想ってくれていた気がして、たまらなく嬉しくなった。
でも、私にはもう一つ伝えなくてはいけないことがある。
それは、
思い出せてないこと。
ちゃんと伝えたら俊寛くんはどんな顔をするだろう。
でも、今の私の気持ちに嘘はないから。
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adacomanon(プロフ) - ほんとによく出来た物語ですね (2017年11月28日 11時) (
レス) id: e4f7bbe889 (このIDを非表示/違反報告)
ひるね姫(プロフ) - さとさん» はい(^-^)/今までありがとうございました！！ (2016年1月5日 12時) (レス) id: 7b304ed9f7 (このIDを非表示/違反報告)
さと(プロフ) - お疲れ様でした。！ (2016年1月4日 21時) (レス) id: cb58f924dc (このIDを非表示/違反報告)
ひるね姫(プロフ) - 心雨さん» コメありがとうございます！！！可愛いですか!!よかったです(ﾉ)`∨´(ヾ)泣かせてみた甲斐がありました（笑） (2016年1月3日 13時) (レス) id: 7b304ed9f7 (このIDを非表示/違反報告)
心雨 - 説教の部分の古賀が最終的に泣いてしまうのが可愛くて可愛くて仕方がないですww (2016年1月3日 1時) (レス) id: cfc7f44fd7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひるね姫 | 作成日時：2015年11月6日 17時
