2.どうか ページ3
鮪side
ライブが終わって打ち上げのお店に行く途中だった。
ケータイに見た事がない番号の着信履歴があって、かけ直すとそれは病院からのものだった。
?「…… 谷口 俊寛 様ですか?」
その後に続く言葉は信じられない、信じたくない言葉だった。
僕の彼女が、事故にあったというものだった。
.
病室に飛び込むと、そこには頭に包帯を巻いて寝ている彼女、Aの姿があった。
医者の話によると、目立つ外傷はほとんどないらしい。
ただ、頭部に強いダメージがあったらしく、後遺症が残る可能性が大きいらしい。
Aに意識が戻って検査するまで、詳しい事はわからないそうだ。
Aに無事でおってほしい。
もしも、どっか悪かったらどうしよ、もしも、このまま目覚めんかったらどうしよ。
そんな考えが心の中を埋めつくしていく。
その不安は心の中だけじゃ足りなくて、目からたくさん溢れてくる。
もっと早く電話気づいて、そばにおってあげたかった。
いつAの意識が戻っても大丈夫なように。
僕はAの目がさめるまでその場を離れる事ができなかった。
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adacomanon(プロフ) - ほんとによく出来た物語ですね (2017年11月28日 11時) (レス) id: e4f7bbe889 (このIDを非表示/違反報告)
ひるね姫(プロフ) - さとさん» はい(^-^)/今までありがとうございました!! (2016年1月5日 12時) (レス) id: 7b304ed9f7 (このIDを非表示/違反報告)
さと(プロフ) - お疲れ様でした。! (2016年1月4日 21時) (レス) id: cb58f924dc (このIDを非表示/違反報告)
ひるね姫(プロフ) - 心雨さん» コメありがとうございます!!!可愛いですか!!よかったです(ノ)`∨´(ヾ)泣かせてみた甲斐がありました(笑) (2016年1月3日 13時) (レス) id: 7b304ed9f7 (このIDを非表示/違反報告)
心雨 - 説教の部分の古賀が最終的に泣いてしまうのが可愛くて可愛くて仕方がないですww (2016年1月3日 1時) (レス) id: cfc7f44fd7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひるね姫 | 作成日時:2015年11月6日 17時