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15.熱い ページ16

Aside



ケータイには" 隼斗くん "の文字。


いま一番会いたかったかもしれない人からの着信に驚きつつも、電話を受けた。




「…もしもし?」


古賀「もしもし、Aちゃん?雨すごいけど大丈夫か?」


「あ、うん。ありがとう。大丈夫やで!!」


そういったのに、運悪く雷が鳴った。



「…ひゃぁっ……」


古賀「やっぱ大丈夫じゃないやん!!雷すごいなぁ。」


「う、うん。でも大丈夫やから……」


古賀「なぁ、俺今からAちゃんち行ってええ?」


「えっ、だめやで!!こんな雨ん中来たら風邪ひくやん。隼斗体弱いねんから。」


古賀「そんなん気にせんでええねん。俺は雷の中Aちゃんを1人にしたくないんよ。心配やねん。」



思い出した。

あの雨の日一緒に居てくれたのは、ずっとずっと隣りで大丈夫ってゆうてくれてたんは、隼人やったんや。

それに気がつくと、自分でも意味がわからないくらい、会いたくなった。



「…じゃあ……来てくれる?…何でかわからんけど今めっちゃ隼斗に会いたい。」


古賀「わかった。すぐ行くから。」






それからしばらくして、雨でびしょびしょに濡れた隼斗が私の家に来た。



「わっ、めっちゃびしょびしょやん!!待っててな、すぐタオル持ってくるから。」



タオルを持って来て、渡そうとした時、隼斗がふらついて私に倒れかかって来た。

一緒に倒れてしまわないように、壁に手をついて支えた。




「は、隼斗??大丈夫?」


古賀「…はぁ…ごめん。…ちょっとふらついてもた(笑)」



そう言って笑うけれど、明らかに様子がおかしい。


私は恐る恐る隼斗の額に手をあてた。




熱い。

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adacomanon(プロフ) - ほんとによく出来た物語ですね (2017年11月28日 11時) (レス) id: e4f7bbe889 (このIDを非表示/違反報告)
ひるね姫(プロフ) - さとさん» はい(^-^)/今までありがとうございました!! (2016年1月5日 12時) (レス) id: 7b304ed9f7 (このIDを非表示/違反報告)
さと(プロフ) - お疲れ様でした。! (2016年1月4日 21時) (レス) id: cb58f924dc (このIDを非表示/違反報告)
ひるね姫(プロフ) - 心雨さん» コメありがとうございます!!!可愛いですか!!よかったです(ノ)`∨´(ヾ)泣かせてみた甲斐がありました(笑) (2016年1月3日 13時) (レス) id: 7b304ed9f7 (このIDを非表示/違反報告)
心雨 - 説教の部分の古賀が最終的に泣いてしまうのが可愛くて可愛くて仕方がないですww (2016年1月3日 1時) (レス) id: cfc7f44fd7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひるね姫 | 作成日時:2015年11月6日 17時

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