検索窓
今日:7 hit、昨日:7 hit、合計:161,132 hit

番外編→クリスマス1 ページ28

巨匠side



A「じゃあ私今日ちょっと早く帰れると思うから、晩ごはんいっぱい作ってるからね!!」

「おう(笑)出来るだけ早く帰るから。」

A「うん!!待ってる!」



そう言ってAはにっこりと嬉しそうに笑った。


今日は年に1度の聖なる夜の日。

クリスマスだ。


Aは事務所で仕事、俺らはいくつかのバンドとライブ。


2人とも仕事だけど、夜は一緒に過ごそうって二人で決めた。


実は死ぬほど楽しみにしてる俺。


プレゼントは一ヶ月前くらいからペアのネックレスを用意した。

アクセサリー系はあまり身につけない俺だけど、Aとならつけてみたいな、なんて思って。


女性に人気だという店に足を踏み入れるのは、少々恥ずかしかったけど、Aの笑顔がまぶたの裏に浮かんで、離れなかったおかげでちゃんと購入できた。



今夜は最高の夜にする。







そのはずだったのに、


俺は今ライブの打ち上げで居酒屋にいる。


断って帰ろうと思ったけど、先輩バンドもいる訳で断りきれず、すぐ帰ろうと思ったけどその度に酒を勧められて。


もう日付が変わりそうな時間。


最低だよな、俺。


約束したのに。




もう一軒行きますかっ!なんて騒いでるみんなを見て、やっぱり断ろうと心に決めた。


その時、



義勝「あれ!?なんか巨匠顔色悪くない??」


義勝にしては珍しく、周りに聞こえるような声のでかさで、驚いた。

てか、少し酒がまわってきてるけど、そんな酔っ払ってはないし、顔には出てないはずなのに。

……まてよ、でもこれを口実にすれば、



先輩「えっ?そうは見えないけど、大丈夫?」


「いや、ちょっと酔っちゃって、今日はもう帰ります。」


先輩「えー、帰っちゃうの??ま、しんどいならしょうがないかっ、お大事にね!ばいばーい。」




それからみんなは次の店に行くために、居酒屋の外へ出て行った。



一番後の方を歩いていた義勝が、こっちをふり返って小さく

「早くAんとこ行ってやれよ?」

と笑った。



俺はありがとうを言って急いでAの待つ家に向かった。

番外編→クリスマス2→←番外編→何よりも 3



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (36 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
78人がお気に入り
設定タグ:KEYTALK , 恋愛 , 妄想 , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ひるね姫(プロフ) - みうる。さん» コメありがとうございます!!!そう言ってもらえてとっても嬉しいです!!今度書く時は、もっと八木氏登場できるようなのにしたいと思ってるんですよ!!頑張ります(笑) (2016年1月20日 17時) (レス) id: 7b304ed9f7 (このIDを非表示/違反報告)
みうる。 - 全体的に切ないのかな、と思ったら、所々にキュンキュンしてしまうような描写があったりで、とても読み応えがありました! 個人的に、八木にゃんが連れて帰ったシーンはニヤニヤが止まらなくて…(笑) (2016年1月20日 0時) (レス) id: 1e0236c9a4 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ひるね姫 | 作成日時:2015年10月17日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。