51.弱い ページ3
巨匠side
フッキーさんは軽いノリで八木氏はちょっとガチめで。
後は義勝かたけかな。
動揺を隠せてない俺が恥ずかしくて、でもそんな事にも気づいてない嬉しそうに笑うAがいて。
泣きたいくらい胸が締め付けられる。
俺はAの近くにいられるなら、守ってやれるならどんな存在でもかまわないんだ、そう思っても苦しくて、まるで鉛をのんだように胸がぐっと重い。
それでもこのクイズは続く。
「あ、じゃあ義勝??」
A「んー、うん〜へへっ////」
「まじか〜義勝か!!わっかりやすいな〜お前(笑)」
A「ほんと!?そんなわかりやすい?私」
「や、だって顔ニヤけてるし(笑)てかいつから付き合ってんの??」
A「わ!まじかっ!!にやける癖ってゆーか、これやめよ!!自分きもっ!あ、えと今日からだよ?/////」
「そーなんだ。ま、お幸せにな。」
心にも無いことを言ったあと、俺はシャワーを浴びた。
水滴なのか涙なのかわからない温かいモノがたくさん頬をつたった。
好きなんだ。
ただ、大好きなんだ。
でも、この気持ちも消してしまわないと、失くしてしまわないといけない。
じゃないとAを見る度に辛くなる。
Aの幸せを願ってやれるような強い男になりたいと思うのと同時にそんなの無理だと気づかされる。
だって今だって俺はこんなにも弱いじゃんか。
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ひるね姫(プロフ) - みうる。さん» コメありがとうございます!!!そう言ってもらえてとっても嬉しいです!!今度書く時は、もっと八木氏登場できるようなのにしたいと思ってるんですよ!!頑張ります(笑) (2016年1月20日 17時) (レス) id: 7b304ed9f7 (このIDを非表示/違反報告)
みうる。 - 全体的に切ないのかな、と思ったら、所々にキュンキュンしてしまうような描写があったりで、とても読み応えがありました! 個人的に、八木にゃんが連れて帰ったシーンはニヤニヤが止まらなくて…(笑) (2016年1月20日 0時) (レス) id: 1e0236c9a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひるね姫 | 作成日時:2015年10月17日 20時