49.恋煩い ページ1
Aside
まるで夢みたい。
私、義勝の彼女になれたんだ。
きっと今の私は顔が真っ赤でにやけてるの隠せてなくて不細工なんだろうなぁ。
それでも義勝が「好き」って言ってくれた事が幸せで、抱きしめてくれてる事が嬉しくて、ずっとこのままでいたいと思った。
だけど、私を包む義勝の腕がそっと離れるのを感じた。
友将とか優樹、武正が戻ってくる声と足音が少しずつ近づいてきたからだった。
………タイミング悪いなぁ。
そういえば義勝はみんなに何て言うんだろう。
内緒ってゆうのやなんだよな。
隠されてる気がして、重荷になってるってゆうか、
ああ、また思い出してる私がいる。
こんなワガママな事思っちゃいけないんだろうなぁ。
嫌われるのこわい。
幸せなはずなのに、なんだか不安になる。
恋ってこんなに苦しかったっけ。
武正「あれ!?もう2人来てたの??どおりでいないと思った(笑)」
義勝「疲れてた〜。」
A「私は機材の片付けとかあったから。」
八木「え!A顔赤くない??義勝になんかされたの!!!!?」
そ、そんなに赤かったかなぁ、恥ずかしい。
巨匠「大丈夫?疲れてんのか??」
そう言って友将が私の額に手をあててくる。
咄嗟に「…あっ」と声がもれて、体をちぢこませてしまう。
義勝がいるから余計になんだけど友将も意識しちゃって馬鹿みたいだなぁ。
友だちだから大丈夫だよ…ね。
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ひるね姫(プロフ) - みうる。さん» コメありがとうございます!!!そう言ってもらえてとっても嬉しいです!!今度書く時は、もっと八木氏登場できるようなのにしたいと思ってるんですよ!!頑張ります(笑) (2016年1月20日 17時) (レス) id: 7b304ed9f7 (このIDを非表示/違反報告)
みうる。 - 全体的に切ないのかな、と思ったら、所々にキュンキュンしてしまうような描写があったりで、とても読み応えがありました! 個人的に、八木にゃんが連れて帰ったシーンはニヤニヤが止まらなくて…(笑) (2016年1月20日 0時) (レス) id: 1e0236c9a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひるね姫 | 作成日時:2015年10月17日 20時