恋して愛して_2nd (yt×ym)

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「ごめんね、結局こんな時間までお邪魔しちゃって」









あの後、何とか心を落ち着かせて、

予定よりも人数は増えたけど、
みんな分の晩ご飯を作った。








みんな、
いつもどうしてるんだろうって思うくらいに



俺の料理を見ると



目をキラキラさせて、

美味しい！って
作ったご飯を食べてくれたもんだから、







本当に凄く嬉しかったんだよね。









ご飯を食べ終えて少ししたら、

知念くんが急に立ち上がって、



“んじゃ、お腹もいっぱいになった事だし、僕たち帰るね〜”







驚く圭人の腕を無理やり引き上げて、

んじゃ、バイバイって颯爽と帰っていった。









あの2人が帰った後は、
何だか嵐が過ぎたみたいに静かになって、




彼がゆっくり息を吐く音が部屋に小さく響けば、




俺と裕翔くん。




あぁ、今本当に二人でいるってことを改めて実感させられた。




何だか変に鼓動が高鳴る。

足はちゃんと床に付いてるよね？
浮いてないよね？


ふわふわとした変な感覚に頭がくらくらする。









『りょうすけ、おいで？』




「へっ、あ、うん。」








ソファーにどかっと座った裕翔くんが
今まで聞いたことないような甘い声で俺を呼んで


ポンポンと自分の隣を叩くから、

多分、そこに来いってことだよね？









それに今、


“りょうすけ” って。









さっきとはまた違う彼の雰囲気に、顔に熱がこもる。









そっと裕翔くんの隣に座れば、
スルリと彼の腕が俺の腰に回された。






裕翔くん……？





しっかりと回された腕は、力強くて、
遠くから見れば細く華奢に見える身体も

こんなに近くで見てしまえば、


ちゃんと鍛えられていて、その腕からも逞しさが伝わってくる程。









そんな彼に、ゆっくり抱き寄せられて

彼の頭が俺の肩口にそっと寄りかかる。









『好き、好きでたまらないよ。』









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