検索窓
今日:22 hit、昨日:1 hit、合計:76,177 hit

ページ4

__









時間はまだ夕方で、
山田くんまだ俺んちに居てくれてるかな。









「ちょーっと、待ってて!多分急に来るとさ、
倒れちゃいそうだから」









確か山田くんってさ
俺たちのファン……だったんだよね。



だとしたら、彼があわあわしてる姿なんて
簡単に想像付くし…






どんな姿も可愛いから良いんだけどって、

そういう事じゃなくて。









とにかく、驚かせ過ぎないようにしてあげなきゃ。









prrr…









『あ!裕翔くん、お疲れ様…!

どうしたの?』









電話がつながるや否や、安定の心地良い声が
耳に響く。





はは、

落ち着くんだよなぁ、なんだろな、こう低くもなく





少し高い方かな、
そんな山田くんの声のトーン。









「えっと…、今、俺んちいる?」






『ほえ?あ、うん、居るよ!

あ、夕ご飯作ってから帰ろうと思ってたらね、冷蔵庫に食材が無かったから


買い物行って今裕翔くんのうちに帰ったところだよ!』









え、ご飯まで作っていこうとしてくれてたの?

そうだなぁ、俺全く料理しないから
食材は無いはずだ…。









女子力全開の彼に、思わず、
口元がにやけそうになってしまう。









だめだ、だめだ…!

しっかりしろ!








ニヤニヤとした視線が痛いくらいに突き刺さってくる中での闘い。








くぅ〜…!また今度覚えてろっ!









「そっかそっか、えと、今から圭人と知念連れてくね?」









『…………。』









一瞬の無言。




それから、えええええっという慌てた

山田くんの声がスマホから響いたのは言うまでもなかった。









__

◇→←◇



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (311 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
495人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ひじり(プロフ) - おわってしまった〜泣泣 フワッフワなゆとやまが終わってしまった…。 冬の入り口、大好きな話しでした!またもや胸キュンをありがとうございました!!!!!!!! (2018年11月6日 10時) (レス) id: b0ac71fcb8 (このIDを非表示/違反報告)
あころ(プロフ) - ひじりさん» 中々更新していなかった中で、再びこいあいを見に来て頂けて有難いです!書いている私も楽しくてキャラが崩壊してしまわないように必死です(;^_^A これからも宜しくお願い致します。 (2018年10月21日 23時) (レス) id: e765eab16a (このIDを非表示/違反報告)
ひじり(プロフ) - 久しぶりにこいあいに来ました〜!!完結してからロスしてたのでワクワクですっ!(^^) 山田くんと裕翔さんのイチャイチャが見たくてウズウズしてます!ゆとやま〜帰ってきてくれてありがとう!!泣 (2018年10月21日 22時) (レス) id: b0ac71fcb8 (このIDを非表示/違反報告)
*カナ* - 復帰なさったんですね!嬉しいです!素敵なお話を更新していただけるだけで私は嬉しいです(^^)これからも楽しみにしています(*^▽^*) (2018年6月26日 23時) (レス) id: 3c617c84ef (このIDを非表示/違反報告)
あころ(プロフ) - プラトンさん» コメント頂けていたのに遅くなってしまい申し訳ありません。更新しました、もしまだ見て頂けるようでしたら読んでいただきたいです! (2018年6月25日 23時) (レス) id: e765eab16a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あころ | 作成日時:2018年3月28日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。