57.休息 ページ9
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『うあーーーーーー！帰ってきたーーー！』
宿舎に帰りベッドに埋もれると後ろから聞こえる笑い声。
ON「久しぶりのオフ期間だ〜ㅎㅎ」
『ちょっとヒョン、自分の部屋行ってよㅋ』
あの夢の東京ドームが終わってしばらくの間仕事で日本を行き来して、明日から俺たちは長期休暇になった。
と言っても5月にこっちでカムバックするためのMV撮影や録音もあるし、ジョンヒョニヒョンは作詞作曲の仕事も入ってる。
『…俺何しようかなぁ…』
ドラマ…？嫌だ絶対に笑われる、
ミノやベクなんて絶対に全話録画して笑いながら見るもんたまったもんじゃない。
ソロ曲…は正直乗り気じゃない…
ミノがソロ曲するくらいなら俺がやるけど(失礼)
まだしたくない…かな？
衣装…はこれからキボミヒョンがするらしいし…
ほんと俺何ができるだろㅋㅋ
そんなことを考えて気づくと眠っていたようだ
水を飲みに行こうとリビングを開けるとジョンヒョニヒョンがヘッドフォンをつけてPCを見つめていた
『何ヒョン、オフになったばかりなのに作業？』
JH「………」
ヘッドフォンのせいで聞こえないのだろう
こちらを振り向きさえもしない。
青い夜の収録が始まってからあまり夜にヒョンを見かけることが少なくなったと言うのに、数少ない休みまでもこうした作業に詰め込む姿は少し怖かった
少しもの気持ちでテーブルの近くにコーヒーを置くとこちらを振り向くヒョン。
JH「あぁっ！！！！」
『ちょ、びっくりしたぁ…やめてよ心臓に悪い』
こっちのセリフだわ！！！と目を大きくしながら自分の肩を抱くヒョン
『…そんな薄着で暖房もつけずに寒くない？』
JH「…普通？寒い？何しにきたの？」
『俺はその格好だと寒い。眠れないから飲み物を…』
そう言ってマグカップに入ったコーヒーを飲むと
"それコーヒー？"と笑いをこらえながら聞いてくる
『…そうだけど…』
JH「…っぶっ…眠れないのにコーヒー飲んじゃダメでしょ…っ…！！」
あ
ヒョンにコーヒーを、と思っていてつい自分のマグカップにも注いでしまった…
『…もういいよ…』
自分に呆れながらもヒョンの隣に座り込む
『これ新曲？』
JH「そう、タイトル曲の予定…」
そう言いながら"View"と書かれたフォルダをクリックしたヒョンは流れ出すメロディーに歌詞を乗せた
"初めて他の奴に聞かせたよ"
そう言いながら微笑むヒョンの表情を
俺は生涯忘れない。
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さらん(プロフ) - ピーナツさんコメント感謝です。ありがとうございます！DVDなど手元にある公演などは臨場感を出したかったのでとてもうれしいです。更新少しずつしていくので気長に待ってください。頑張ります。 (2018年4月11日 19時) (
レス) id: 3f84d54714 (このIDを非表示/違反報告)
ピーナツ - 突然すみません。このお話を読んでるとライブの光景が本当に頭の中に浮かんできます。素敵なお話ありがとうございます。とても共感もします。 (2018年4月8日 21時) (レス) id: 2e52d693f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さらん | 作成日時：2018年3月30日 16時
