67.真っ白 ページ19
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暗転に包まれたステージがライトに照らされ、
ジュンミョニヒョンが挨拶を始める。
俺が時々日本語を教えているのもあってか、
ジュンミョニヒョンも、ミンソギヒョンも前より
日本語をすらすらと話せるようになっていて
思わず顔がにやけてしまった。
次にしゃべり始めたのはヨリ。
同様に日本語を話していたがいきなりファンに
叫べ〜！なんて言ったかと思えば、しっ！
とファンを静かにさせる。
場を盛り上げるために一緒に叫んでいた俺は
それを聞いて無意識に
『なら叫べなんて言うなよ！』
と言ってしまった。
すると隣にいたファンの女性が、聞きなれない韓国語のせいだろうかこちらを覗き込みつい目が合ってしまった。
やばい。
マスクもメガネも準備せずに乗り込んだのです。
急いで静かに！と言おうとしたが時既に遅し。
その子がAっ！？と言った瞬間周りのファン達もこちらを覗き込み、目が合った子の数人が甲高い叫び声を上げる。
Q.メンバーが何もしてないのにでべその1番前でファンが数人叫んだらどうなるでしょうか？
A.メンバーが寄ってきます
驚いていた最寄りのヨリとギョンスが近づく。
最後のあがき、うちわで顔を隠してみたが
周りの子達がこちらを指差しながら俺の名前を
叫んだ。隣のマネヒョンは諦めたようだ。
俺も諦めてうちわを持つ腕を下げるとスクリーンカメラもこちらを映している。
マイクも無いがとりあえず
"こんにちわ〜"
と口パクで挨拶すると会場から響く歓声。
サプライズでの来日に驚いたヨリとジョンイナがでべそから降りようとしていたのを必死に止め、周りのファンの子にも握手をしているとステージではベクが喋る番になっていた。
こちらをぼーっと見つめていたのでうちわを振って名前を呼ぶと、焦ったように話し始めるベク。
BK「《今日のEXO'luXionの…っあ〜…ぶぁ〜》」
もう一度言葉を繰り返して、あはは〜やは〜い
なんて言って頭を掻き始める。
……台詞を忘れたんだね…ベッキョンさん…
隣のマネヒョンが眉間に深い皺を寄せる中、
ベクの記憶を辿る旅は更に続く
必死に立て直して日本語を話そうとするが
それもチグハグで見てられない。
再び日本語に呟いた時にベクがあー！！と言いながら俺を指差してまくし立てる
BK「話したい日本語忘れたのはいきなり来たAのせいだ！！！あー本当なんで来るんだよ！」
ベクちゃん、あとで覚えてろよ。
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さらん(プロフ) - ピーナツさんコメント感謝です。ありがとうございます！DVDなど手元にある公演などは臨場感を出したかったのでとてもうれしいです。更新少しずつしていくので気長に待ってください。頑張ります。 (2018年4月11日 19時) (
レス) id: 3f84d54714 (このIDを非表示/違反報告)
ピーナツ - 突然すみません。このお話を読んでるとライブの光景が本当に頭の中に浮かんできます。素敵なお話ありがとうございます。とても共感もします。 (2018年4月8日 21時) (レス) id: 2e52d693f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さらん | 作成日時：2018年3月30日 16時
