60.しばしの別れ ページ12
2015.7.26.SM TOWN in Osaka
"キャーーーーーー！"
"NAGIくーーーーーーーん！"
『…』
チャミ「《あいつは…俺達の胸の中に…いる！》」
キュ「《そして…ナギが来てくれた！》」
…黄色い声援の中、サングラス越しに2人を見ると
次の俺のセリフを今か今かと待っていた
只今SM TOWN公演中。我が従兄弟の負傷により駆り出されたNAGIでございます。
ガタガタとサイズの大きいイチゴの着ぐるみが頭を揺らすなか俺は覚悟を決めた
『《みんな…いこーーーーーーーー！》』
チャミ「いやマジで助かった。」
『ヒョンこれ終わったらしばらく転役ですからね』
そう、今日のコンサートが終わればチャンミニヒョンは韓国男児の役目を果たしに行く。
だからこそ今回チャンミニヒョンの出るコラボステージは全て出ることになったのだが何より控え室のミノがうるさい
MH「ヒョン俺も出たかった〜ㅠㅠ」
キュ「怪我したお前が悪いんだろ〜？ㅋ」
だる絡みしてるミノを一瞬ひどい顔で見てしまったが仕方ない。こいつ、ヒョンの前だと性格が変わる
SHINeeのステージが終わると次はコラボステージ
舞台袖に行くとベクとジュンミョニヒョンがいた
ステージに上がると一面は真紅の海が広がり、
まるで燃え盛る炎の様。
自分のパートを歌い終わってベクとトロッコまで歩く中ベクがファンサを促す。
SM TOWNはグループ合同コンサートだからこそ
こういう喜ばせ方もあるのだと去年こいつから教わった。
それからEverybodyを歌ってMC
昨日は怪我をしたミノのためにコールをお願いしたが、今日は足が不調なテミンにコールをする。
TM「《元気が出ます。これ、今日もミノさんにした方が、よくないですか？》」
『《ミノくん皆さんが思ってるよりずっと元気なので大丈夫ですよ。甘やかし過ぎるとダメになりますからね。躾が大事。》』
そう言うと笑い立つ観客席。チャンミニヒョンの隣に立ってみてMCの仕方が分かるようになってきた。
そうして気づけば最後のコラボステージ。
舞台袖から愛おしそうに観客席を眺めるチャンミニヒョンは俺よりずっと大人だった。
チャミ「なぁナギ」
『…はい。ヒョン』
チャミ「これから俺もユノヒョンの後を追うんだけどさ…俺達がいない間、日本での活動はきっとSHINeeが軸になる。…頑張れ。」
"日本のファンに向けての動画でも俺後輩について言ってるし"
そう言って微笑むヒョンはどこか寂しげだった
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さらん(プロフ) - ピーナツさんコメント感謝です。ありがとうございます！DVDなど手元にある公演などは臨場感を出したかったのでとてもうれしいです。更新少しずつしていくので気長に待ってください。頑張ります。 (2018年4月11日 19時) (
レス) id: 3f84d54714 (このIDを非表示/違反報告)
ピーナツ - 突然すみません。このお話を読んでるとライブの光景が本当に頭の中に浮かんできます。素敵なお話ありがとうございます。とても共感もします。 (2018年4月8日 21時) (レス) id: 2e52d693f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さらん | 作成日時：2018年3月30日 16時
