【転生】還る場所は。−3−【EXO】

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『ヨンミンヒョン‼隣のレッスン室この3人に1週間貸して‼』

おでこを強打した怒りは一旦忘れてぶっきらぼうに言い放つとヨンミンヒョンは一瞬きょとんとした顔をして、首を傾げた。


「なんだ、ミノから聞いたのか？」



は？何が？そう即答するとヨンミンヒョンはまたまた爆弾を振り落とす。



「いやあのさ、2週間後にSMTが日本であるだろ？


あれにお前、代打で出るから」




は？



そう言い返すとサラサラと話し始めるヒョン



いやぁ〜実は契約してたバックダンサーの1人が他のアーティストのライブで転倒して入院してさ〜


Replayと新曲がどうしても1人必要で…


と、そこまで続けて俺を見つめながら


な？


とニヤニヤしながら手を握ってくる。


『やめてよヒョン気持ち悪い。』


てか僕今忙しいんですけど。


そう言って廊下に出ようとするとヨンミンヒョンの携帯が鳴る。電話をとったヒョンはすぐに僕にそれを渡してきた。



なんなのもぉ…


そう思いながらもスピーカーに耳をつけると聞こえてきたのは僕を呼ぶ優しい声。


ON「A？」


『オニュヒョン！』


ON「わっ、久しぶり〜マネヒョンから聞いた？

忙しいところ申し訳ないけど僕からもお願い！

他に今すぐ契約できるダンサーがいないんだよ〜」

『わかったやる』


BK「えっ」


大好きなオニュヒョンの言葉につられて即答すると横にいたベッキョニヒョンが声をあげた。


大丈夫。忘れてないよ！！！←


『ヨンミンヒョン、SMT出るから練習室貸してください』


電話を切ってすぐに伝えるとヨンミンヒョンはいとも簡単にOKを出した。



こんな場面の一部始終を後ろで見ていたヒョン達に振り向き


ちゃんと守るから！！！


そう言って僕はまた、デビュー組の練習室を出てきたのだ。




もう一度、認めてもらうために




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