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足を止血されて、少し意識が戻ってきた。
すぐに思い出したのはデビューステージのことだった。
信号待ちでブレーキをかけたヨンミンヒョンに話しかける。
『ヒョン…僕デビュー…』
「そんなことよりまずは病院だろうが！」
K「もう！こんな時に怒鳴らないでよ！！」
『違うよヒョン…今何時…？ティザー…止めないと…今日は踊れない…』
そう言うとテミナがまだ６時前だよ、と僕の手を握りながら応える。
そっかぁ…あんなに時間が長く感じたけどまだ６時にもなってなかったんだ…
「病院に着いたらお前ら、すぐに救急に走れ。俺が連絡をする」
ON「わかった」
ティザーはネットで公開だから予約をキャンセルしてすぐに一時的にサイトを凍結するから大丈夫だ
そうヒョンは言った。
よかった…そう思った時に聞き慣れたスマホの着信音が鳴る。
僕の携帯。
相手はヨリヒョンからだった。
『ヒョン達お願い。このことみんながデビューステージを降りるまで言わないで。
ステージの演出上無理だって。
僕は観客席から見てるからって。
お願いだから…代わりに言って…お願い…』
そう話している間にも涙が頬を伝う。
運転席でヨンミンヒョンがわかった、と言いながらも鼻をすするのが聞こえた。
その言葉を皮切りにオニュヒョンが僕からスマホを受け取る。
ON「ヨボセヨ？」
CY「A〜！って…オニュ先輩⁉おっ！おはようございます！」
電話の向こう側ではヨリヒョンが僕が出ないことに驚いていた。
CY「あの、Aは……？」
そう聞くとオニュヒョンは今寝ちゃった、と語尾を震わせながらも懸命に話してくれた。
それから信号が変わりジョンヒョニヒョンがスマホを持ってヨンミンヒョンに向ける。
「おい、チャニョル。これスピーカーにしろ。1回しか言わねえからな」
そう言ったヨンミンヒョンは僕が言った言葉を一字一句欠かさず伝えてくれた。
それを聞いたスホヒョンやカイはすごく激しく反対してくれていて、途中嗚咽が出そうになった。
だけどヨンミンヒョンがその後も懸命に説得してくれたお陰でみんなは渋々、
僕の声を聞けるならステージにあがる
と言い出した。
痛む足に耐えながらマイクに近づく
『もう…新人なんだからステージ出なきゃでしょw
僕は大丈夫だから、見てるからね。
ファイティン。もう眠いから切るよ。』
そう言って僕は返事も聞かずに電話を切った。
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さらん(プロフ) - えみさん» えみさんコメ感謝です！地味に頑張ってるところを見て頂けてとても嬉しいです。未熟ではありますがこんな優しい言葉を頂けて、ゆっくりですが頑張って書いていきます！ (2017年10月30日 15時) (
レス) id: 68914b8ae3 (このIDを非表示/違反報告)
さらん(プロフ) - ｻｸｶﾎさん» サクカホさんコメ感謝です！語彙力が少なくて、通知が怖かったんですが暖かい言葉に感動しています。SMF多いので絡ませ方が大変ですが頑張ります！は〜い^ ^ (2017年10月30日 15時) (レス) id: 68914b8ae3 (このIDを非表示/違反報告)
えみ(プロフ) - 久しぶりに続きが楽しみなお話を読みました。SHINeeやEXOの過去のことをよく調べられているので、違和感なく、楽しく読むことが出来ました。私生活もお忙しいかと思います。お体に気をつけて、更新心待ちにしています。 (2017年10月30日 0時) (レス) id: 67b0dc7b99 (このIDを非表示/違反報告)
ｻｸｶﾎ(プロフ) - 楽しく、感動しながら読ませていただいてます。これからのSHINeeとのからみやEXOとのからみ、他のSMFとの絡みなど、勝手に楽しみにさせてください(笑)ゆっくりと無理のないペースで更新してください！ (2017年10月29日 22時) (レス) id: 54d85dce43 (このIDを非表示/違反報告)
さらん(プロフ) - Donさん» ああぁドンさんありがとうございます…気長に…嬉しいです（涙）続き、しっかりと考えて書いていきますね…！ (2017年10月18日 22時) (レス) id: 68914b8ae3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さらん | 作成日時：2017年10月16日 15時
