【転生】還る場所は。−2−【Produce101】

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2008.6


久しぶりに事務所に入ると中はSHINeeのポスター

SHINeeの音楽、SHINeeのPOPで溢れていた。


『うわぁ…すっご…』

思わず声に出していると受付のヌナ達に笑われる


そうだ。練習室どこだっけ…


まだヒョンに場所を聞いていなかったので目の前のヌナに聞いていると知らないようだ


う〜ん…どうしたものか


いつもの練習室に行く気にはなれないしなぁ…


そう思っていると後ろから声を掛けられる


「あのっ…Aくんですよね？僕っ…これから君と同じクラスになるんです！」

振り向くとそこにはミノヒョンと同じくらいの時期に入社した…えーっと…ジュンミョンさん？がいた


『本当ですか？ジュンミョナ？ヒョンと一緒なんですね。僕どこ行けばいいか分からなくて』

よかった、と話を続けるといきなりジュンミョナヒョンは手をガシッと握ってきた。


ジュンミョン「僕の名前覚えててくれたんですね⁉嬉しいなぁ…！」※以降SH

『同じレッスン生でしたし、ヒョン目立ってましたから』


あまり話す機会はなかったけれど、1人で黙々と練習をして、講師の先生に積極的に聞きに行くタイプ。


"優等生"なんて言葉ぴったりなヒョンだと思ってた


僕が目立ってた、と言ってからすごく謙虚に否定していて、2人して色んな論争をしているとジュンミョナヒョンが立ち止まり、ここだよ、とドアを開ける


ここって…

『SHINeeの候補生の時の部屋…？』

デビュー前ということもあって他の練習生と完全に区別されたフロア、部屋だったが

まさか今回もこの部屋だとは…

驚いている僕にジュンミョナヒョンが簡単に説明してくれた。


ここは練習生の中でもメニューを一通り出来たり、SMのデビューしている先輩のMVに出演するレベルの子達を集めるクラスらしい。

決して候補生という訳ではなく、あくまでも練習生の中でも最高クラス、ということなんだと。


一通り説明してくれたヒョンにお礼を言うとまたヒョンは大丈夫です。と年下の僕に敬語を使った。

『…ヒョン。僕一応年下なので敬語はやめてくれませんか？』

SH「え⁉むっ！無理ですよ！だって先輩だし、技術も高くてBoA先輩のアシストもしてたりしてましたよね⁉」

『同じ年に入社してますし、結局僕も練習生です。BoA先輩のは子役出演ですよ。ね？』


これから他の練習生も入ってくるのにヒョンが僕に敬語を使うのは間違ってる。

そう言うとヒョンは渋々了承して、代わりに僕も敬語はしないことになった。


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