【転生】還る場所は。−2−【Produce101】

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オンマと別れを告げて来ました韓国！
いつもの場所で荷物を置いて待っているとハラボジが迎えに来てくれた。

「おうA！元気にしてたか？」

『超元気！ハルモニは？』
いつものようにハイタッチをしてハラボジと挨拶する。どうやらハルモニは家でご飯を作ってるようだ

家に着くと豪勢なご飯とハルモニが待っていてくれた。お腹が空いていたので早速食べ始める。


ハルモニは料理が上手で、韓国に1人で来てもハルモニの料理のおかげでホームシックにかかったことは一度もなかった。

逆に日本に帰ると韓国食が恋しくなるほどw

今回は2ヶ月ほど学校も休んで韓国に滞在することだし、 ハルモニに韓国料理を教えてもらおうかな

そう思いながら1日目を過ごした。


その決意通りに僕は毎日ハルモニとご飯を作ったり、こっちのダンススクールにも短期入所したりして2ヶ月間が経ち


季節は青葉が茂る5月。

韓国語に囲まれた生活にも慣れて、
ハルモニ直伝の韓国食をマスターした僕は
誕生日は日本に帰らず3人で祝い、

無事に弟が産まれたと聞いて、日本に帰国することになった。


ホームシックにかかってはいないけれど、やっぱりまだ小学校の低学年。オンマに早く会いたくて、すぐに日本に帰って一時帰国をした父さんと病院へ向かった。


父さんはまたアメリカに戻っちゃうけど、

これでまたオンマと、そして新しい弟と一緒に暮らせる日々が始まるんだって、


全てが都合よく進むと思い込んでいた僕は
そんなことを考えながら

オンマがいる病室の扉を開けた。




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