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奥の方に少し髪の長い執事姿の男子生徒がいた。
俺達を見つけると、顔いっぱいに笑みを浮かべ、手を振ってきた。
って…
「兄貴じゃねえか……」
「おーおー、来たか！いらっしゃ」
「いやオレ達客だし。執事っぽく振舞えよ」
「へいへい」
「ったく…」
兄貴に文句を言いつつも、正直、兄貴の執事姿に見とれていた。
細身でメガネの兄貴に正装はとてもよく似合っている。まあ、その割には笑顔が人懐っこすぎるけど。なんか…色んな意味で兄貴っぽくなかった。大人っていうか…顔を合わせられなかった。
気を取り直さんとばかりに咳を一つ吐き、滑らかな動きで恭しく頭を下げ、手前にあった席を少し下げた。
「お帰りなさいませ。お嬢様、お食事はいかがなさいますか？」
「Aお兄ちゃん、それっぽくてなんかかっこいいね！」
「恐縮です」
ノリノリで、微笑みながらそれらしく話す兄貴。
「じゃあ、オムライスと、メロンソーダかなっ！シンタローは？」
「…焼きそばとかねえのかよ。祭りにはつきものだろ」
「よそで食え馬鹿野郎」
呆れ顔で言って来る兄貴。
オレは嘲笑うように兄貴の顔を覗き込む。
「おい兄貴、俺達今客だぜ？馬鹿野郎って…なあ？」
「うわあ、シンタロー顔がゲスいなあ」
「ぐっ……しょうがねえなあ」
溜息を吐きながらも楽しそうに笑い、他の男子生徒に声を掛けてから何処かへと駆けだす兄貴。
どうやら他の売店から買って来るらしい。行動力は流石だ。
予想外にも早く、兄貴は５分以内で帰ってきた。
プロ精神半端ねぇ。
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アオ - 絶対行きます！！ (2017年10月10日 20時) (
レス) id: ce8af5c15e (このIDを非表示/違反報告)
彌涅琉(プロフ) - アオさん» 毎度コメントありがとうございます！そろそろ続編に行くので続編でもよろしくお願いします！ (2017年10月9日 10時) (レス) id: af08178a2e (このIDを非表示/違反報告)
アオ - 更新されるたびに内容がいつも面白いと感じます！引き続き頑張ってください！ (2017年10月9日 1時) (レス) id: ce8af5c15e (このIDを非表示/違反報告)
彌涅琉(プロフ) - アオさん» ありがとうございます！ (2017年9月21日 21時) (レス) id: af08178a2e (このIDを非表示/違反報告)
アオ - 続き楽しみにしてます！頑張ってください！ (2017年9月21日 18時) (レス) id: ce8af5c15e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ネット中毒少女 | 作者ホームページ：http://KhKom/ol45
作成日時：2017年9月15日 0時
