社交恐怖を捨て始めて １ 日目。 ページ3
Aside
さてと、対戦は終わったし帰るか。
[帰り道]
……ん？
誰か倒れてる？
？｢……｣
喋らねぇ……生きてるか？？
……あ、呼吸はしてるっぽいわ。
生きてんね。うん。
『……あ、よく見たら納棺師の人じゃん』
イ｢？？｣
俺の声がしたからなのか、
ゆっくりと起き上がり、こちらを見る。
そしてその瞬間
イ｢ﾋｭｯ…｣
『あ？どうしたよ。』
納棺師の奴…えっと、名前なんだったか、
話したことねぇから覚えてねぇな。
……あ。そういえば、
『お前。社交恐怖がどうたら言ってたな。悪い。』
イ｢！！｣
とりあえず、目線は合わさないように横に座った。
勿論目線が交わらないよう、反対を向いている。
イ｢え…｣
『俺がいるだけでも怖いんだろうが…少し聞きたいことあるからな。暫くこれで我慢してくれ。』
イ｢…分かり、ました。｣
『…あ、お前、名前は？』
…チラりと横たわる納棺師の奴を見る。
明らかに は？ という顔をしている。
そりゃそうだ。
全く面識の無い奴に名前聞かれたら俺だってそうなる。
『いや、何時までも納棺師とか、お前って呼ぶのめんどくせェし、単純に俺が知りたい。』
思ってる事を纏めて伝える。
別に知られて恥ずかしいなんて事はねぇからな。
すると、
イ｢い、イソップ･カール、です……｣
声ちっさ？！←言うてやるな
耳良くて良かった……←知らんがな
『ふーん、じゃあカールって呼ぶわ。』
と言った直後、カールが、
イ｢へ、？｣
と、拍子抜けな声を出した。
『んぁ？イソップの方が良かったか？』
試しに聞いてみる、
カールは、
イ｢いや、皆さんは、僕の事をイソップの方で呼ぶので…少し驚いてしまいまして、｣
あーーーー成程な？
まぁ確かに比較的明るいヤツが多いからな、
呼び捨てかイソップ君とでも呼ばれてるんだろ。
『別に、急に馴れ馴れしくするのは嫌かと思っただけなんだが……』
イ｢……｣
･
･
･
イ｢(え、この人僕に対して気遣い半端無くないですか？？？普通に嬉しいんですが、)｣←←←←←
ーーーーーー
ついにイソップ･カール狂い始める←こら
社交恐怖を捨て始めて２日目。→←社交恐怖を捨てて × 日目 。
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