恋愛戦争 (ページ9)

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恋愛戦争ページ9

菊池Side

主催者「なっお前は誰だっ」

あーあ、何やってんだろ俺…こんな恥ずかしい事

…あー皆の顔怖…怖いなんて思っちゃヤンキー失

格、、俺だってヤンキーの端くれだ。

やるときゃやるよ！

菊「…A、お前には涙なんて、似合わない

ぜ」←棒読み

くせぇ！中島ならやすやすと言えるだろうけど

俺は無理だ。

菊「…俺と一緒にダンス、踊って頂けますか？」

貴『は…？』

ほーら！キョトン顔だよ！

菊「…A？」

貴『えっあ、はい』

手越サンに目配せする。

手「…！」

手で丸を作り演奏団の方に向かった。

すると流れ出す音楽。

～♪

Aの手を取り腰に手を回す。

貴『…貴方は？』

身元はバレてねぇ見てぇだな…

菊「…貴方の涙に誘われて」

何言ってんの俺！？

貴『ふふっ面白い人ね』

菊「？！…」

涙目ながら微笑む彼女に目を奪われる。

貴『…貴男が来てくれて良かった。ありがと』

菊「…」

1曲目が終わる。

でもすぐ次の曲が流れ出す。俺らにつられてか

段々皆も踊り始める。

～♪

主催者「…ﾁｯ」

いつの間にかAも笑顔になってて…

菊「…やっと笑った」

自分もつられて笑顔になる。

貴『えっ…？』

菊「えっ…あっなんでもない」

貴『ｸｽｸｽ』

3曲目…

ずっとこの時間が続けば…

実はドレスの下にスーツを隠してきた。

ドレス？どっかに忘れた。いいよそんなの。

貴『貴久達大人しくしてるかな、、』

菊「…さぁ？」

まさか後ろに居るとは思わないだろ、、

ツンッ

貴『あっ』

ドレスの裾を踏んだのか、つんのめるA｡

菊「っと、大丈夫？」

貴『ぁっ…ごめんなさっ…』

ビールで少し高くなった身長。

やっば…顔ちけぇ

菊「…離さない」

空いた両手で腰に手を回す。

貴『はっ？！…』

菊「…いいだろ？」

そう言うと慌て出すA。

貴『あっ、えっと…(;ﾟﾛﾟ)』

丁度曲は終盤に差し掛かり…

12時の鐘が鳴る。

ゴーン…ゴーン…ゴーン……

貴『もう、12時…』

さっきまで夕方だと思っていたのだが…

菊「…シンデレラ、今宵は…」

‘共に逃げましょう’

Aの手をひき走りだす。

貴『えっ』

手「あっ！」

増「はぁ…」

中「あれって…」

松「…とられちゃった」

まわりが騒がしくなり始めた頃には俺達は会場

から姿を消した。。

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